2006年06月03日
ルーキー記者、中日育成枠・竹下に教わる:桝井聡
5月に入社したばかりの私にとって、怒とうの1カ月が過ぎ去った。今はナゴヤドームで試合があるときは中日、それ以外は高校野球などを取材。そんな中で気になるのは、同世代の選手の頑張りだ。
育成枠選手として中日でプレーを続ける竹下哲史内野手は、自分より1学年下の23歳。その竹下が、2日のウエスタン阪神戦で公式戦初安打を記録した。待ちに待った初安打だった。守備を買われて育成選手となった竹下だが、試合に出られず苦悩する時もあった。そんな時、格好の発奮材料となるニュースがあった。5月24日、ソフトバンクの育成枠選手の西山投手と小斉外野手が支配下選手に登録され、西山はその4日後、1軍のマウンドに上がった。
「他人は他人です」という竹下だが、2人の支配下登録は大きな刺激になったようだ。試合後、私に「6月って30日までですかね」と聞いてきた。そう、今季支配下選手への登録はトレード可能期限の6月末までと決まっている。ぎりぎりのアピールを必死に続けているのだ。初安打を記録した試合後もドロドロになりながら最後まで残り守備練習を続けていた。竹下の奮闘を近くで見続けている風岡尚幸内野守備走塁コーチは「ステップアップするチャンスはある。課題を見つけながら頑張ってほしい」と期待を寄せている。
初ヒットのボールを記念にもらわないのかと問い掛けると「プロになってからです」と一言。そんな竹下のモットーは「諦めなければ夢は実現する」だった。
記者になって1カ月。私も早く1人前になれるよう竹下同様、泥臭く頑張りたい。
June 3, 2006 11:00 AM 投稿者:桝井聡
