2006年04月15日

売店の看板娘は速くて強い!:村上正洋

 この4月から豊橋競輪場内の選手向け売店に看板娘が登場した。その三宅悠里さん(28)は、いずれは自転車競技で世界も狙える強さを兼ね備えた有望選手でもある。

n-sp-060415-03.jpg 選手向け売店のアイドル三宅さんは、自転車競技の実力もピカイチだ

 故郷、京都の明治鍼灸大学を卒業後、豊橋市内の治療院へ勤務。そこの先輩に誘われてトライアスロンを始めたことが競技へ取り組む入り口だった。「もともと水泳は苦手だったし、スタートでいっせいに水の中に入ると、みんな殴り合いみたいになるのが嫌で(笑い)」と自転車競技一本に専念した。豊橋競輪場で汗を流す自転車競技愛好会「天狗党」に登録し、各種大会に出場。その実力は、同グループに所属しているプロの競輪選手にはさすがにかなわないが、普通の男子アマ選手と互角以上に渡り合える脚力だ。競輪選手の師匠・和田治恭の指導の下、トレーニングも街道練習、バンク、ウエートとプロ顔負けの本格派。昨年の全日本実業団大会では500メートルTT2位、女子ケイリン3位の実績がある。現在は来月に控える全日本アマチュア選手権(宮崎)に向けて猛練習の最中だ。

 強くてかわいい。自転車競技者に女子選手の絶対数が少ないこともあって、さぞかしモテモテと思いきや、意外にも現在、彼氏募集中とか。「『サイクリングに連れて行って』という女の子ならかわいいかもしれないけど『今から練習行くよっ!』って言うと引かれるでしょう」と笑い飛ばす。

 鍼灸師として独立した現在、往診する以外は売店勤務、そして自転車の練習に取り組む日々だ。恋人は自転車と言ってはばからない。「今は全アマで表彰台に乗ることが目標」と控えめに話すが、それが達成されれば世界選手権出場、そして夢の北京五輪も見えてくる。

April 15, 2006 10:26 AM 投稿者:村上正洋