2007年3月18日白イルカとヒートゥー
イルカを見ただけで「びっくり」したのは、生まれて初めてだった。先日出掛けた神奈川の施設にいたのは、白イルカだった。全身真っ白のそれは、まるで違う生き物のよう。あいさつなど芸まで繰り広げ、さらに驚かせてくれた。
イルカというと、思い出すことがある。3年前、日本ハムのキャンプ地名護で「食べた」。沖縄の北部の方に行くと、普通に食文化にイルカがある。ヒートゥーと呼ばれ、鮮魚店でも売っている。沖縄料理を出す居酒屋に入った際、メニューに「びっくり」し、興味本位でそれを頼んだ。
運ばれてきた瞬間から、食事は罰ゲームに変わった。何とも言えない臭いにやられ、テーブル内で押し付け合いになった。記者は「せっかくだから」と口に入れてみたが、涙があふれるばかりで飲み込めなかった。獣のような野生臭さを、ウーロン杯で流し込むのが精いっぱい。「びっくり」を超える衝撃度だった。
店員に聞くと「私も嫌いです」と答えられた。名護の人すべてが食べるわけではなかったようだ。以後、名護を訪れても注文はしていない。あんな経験はもうご免だ。こう記したものの、白イルカを見たときに、あの食感を思い出したわけではない。もうすぐ37歳。すれては来ているが、観客から「かわいい」の声が飛び交う中、愛きょうを振り舞う白イルカを見て「ヒートゥー一丁」の掛け声がよみがえるほど、すさんじゃいない。「あれが白ヒートゥーだよ」と6歳の娘に言ったら「びっくり」するだろうな。