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北海道発・記者ブログ

2007年11月11日空をふわふわと

 2年前の夏、午前11時ころだっただろうか。妻が出掛けていたため、洗濯物を長女(当時小6)と干していた。二女はおらず、三女は部屋で犬と遊んでいた。暑い中、だらだらと終わらない。空を飛行機が飛んでいたので「ほらUFO飛んでるよ」と塩田家定番のひと言、娘は「飛行機でしょ、ハイハイ」と素っ気ない。

 「子供が無条件にかわいいのは3歳までだな」とか思いつつ作業再開…「あれ、何か変だぞ、おいちょっと、アレ、アレ」。面倒くさそうに振り向く長女「(しつこいなぁというような表情で)なーにー」。「アレ見てアレアレ」(人間本当に驚くと擬音ばかりになるらしい、おまけに端から見たらひどい醜態だ)。

 さすがに何かを感じたのか、あちらの空を確かめ始める長女の目が見開き始めた「アァーーー!!」目を見合わせる、視線を戻す。2人とも言葉にならない。混乱する頭で考えたのは「飛行機じゃない、飛行船や気球じゃない、ビデオは、双眼鏡、カ、カメラ、いや見逃したらいけない」。

 長女は三女を呼んでいる「来てみな来てみな、ねぇあれ何かなぁ」、「もしかしたら、なんかUFOかもね…」三女がそばで騒ぎ出した、犬を見ると普段と変わらず、遊んでもらえるのかとしっぽを振っている。

 そのモノは銀色に反射しているが鈍色っぽく、丸く(真円ではなく柔らかな印象)、ゆっくりと西から北東へ動いていった。(5分? いや2、3分だっただろうか)見えなくなるまで目で追ったが、変な動きはしていなかった。

 狂騒の後の沈黙、そしてまた狂騒。答えなど出るわけもなく「幻覚だったのかもよ」と大人の意見を言ってみても、それを信じられない自分がいた。帰ってきた妻にその話をすると「私も見たかったなぁ…で洗濯物は」…。

塩田 圭(しおた けい)

 神奈川県横浜市出身。88年に編集センターに入社し、07年7月1日北海道日刊スポーツ新聞社に移籍。編集部東京駐在に所属。紙面のレイアウトや見出しをつける整理業務を担当。1966年2月生まれ。

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