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北海道発・記者ブログ

2007年10月16日横浜をぷらぷらと

 ずいぶん久しぶりに画廊巡りをしている。学生のころはわざわざ横浜から銀座に出てまで回っていたのに…。

 きっかけは版画の先生から送られてきた「画廊スタンプラリー」の用紙だった。何カ所か行くと先生の版画が頂ける抽選ができるとのこと、まぁ物につられ行き始めたわけだ。絵や版画を見るだけでなく、行ったことのない画廊を探し当てることも楽しみの1つになった。知らなければ絶対に入らない雑居ビルの中にあったり、民家の倉が改装されていたりと様々。目の前で場所を尋ねたこともある。

 あるギャラリーで学生の個展を見ていたとき「版木は置かないのですか」と聞いたことがある。彼は「前は置いていましたが、傷付けられたことがあり、それ以来置かないようにしました」とのこと。刷られた作品だけでなく、原版にも作者の味が出るだけに非常に残念だった。

 先日パリのオルセー美術館でモネの絵画「アルジャントゥイユ橋」が傷つけられた。容疑者は美術館の扉をこじ開け侵入し犯行を犯したらしいが、海外の美術館では著名な画家の作品でも、ガラスやロープなどで仕切らずそのまま展覧しているところも多い。名作が意外なほど簡単に盗まれたりするのは、そういったことも関係しているのだろう。それでも海外の友人は「芸術への接し方が日本人とは違うから」と言う。

 あちこちに「手で触れないようにお願いします」という張り紙を見るたびに「はぁ…」と思う芸術の秋。

塩田 圭(しおた けい)

 神奈川県横浜市出身。88年に編集センターに入社し、07年7月1日北海道日刊スポーツ新聞社に移籍。編集部東京駐在に所属。紙面のレイアウトや見出しをつける整理業務を担当。1966年2月生まれ。

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