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北海道発・記者ブログ

2008年1月18日牧場の好意に感謝

 ディープインパクトの第1号産駒が9日、新ひだか町の牧場で誕生した。現役時代、無敗の3冠、G1競走を7勝するなど数多くの楽しみをくれたスーパーサラブレッド。今後に夢を抱かせる話題だけに、こちらも読者に記事を届けたい。出産シーズンに入り気苦労が絶えない時期に、取材、写真撮影に協力していただいた牧場には本当に感謝している。

 このコラムでもたびたび名前を挙げているが、私にとって忘れられない馬、オグリキャップを思い出した。92年2月9日、オグリの第1号産駒が生まれたときも、大騒ぎだった。というより、我々が騒いだ。「出産の瞬間を撮影したい」。なんとも、迷惑なお願いをしたものだが、牧場の許可をいただき、数日前から滞在した。さすがに夜通しいるわけにはいかず、夜は宿舎に引き揚げたが、深夜に出産の兆候が見え始めた場合にも、すぐに駆け付けられるよう、24時間態勢で待った。

 オグリの第1号産駒が生まれたのは午前4時10分。もう数時間もしたら出産というとき、つまり真夜中に電話をくれた牧場の好意は本当に申し訳なくも、有り難かった。さらに、のちにオグリワンという名でデビューした、この馬名。「無事に生まれたから、みんなで名前を決めようや」という牧場主の計らいで、馬名考案の際には、滞在していた新聞社、テレビ局の総勢十数人も参加させてもらった。大の大人10人以上が集まって考えた結果が、「オグリの第1号だから『オグリワン』」と、芸がないというか、実にシンプルなものだったが。

 競馬ファンならご存じの通り、オグリワンは中央競馬でデビューし、重賞の小倉3歳(現2歳)ステークスで2着し、その後皐月賞、ダービーにも出走した。地方に移籍しトータル109戦とタフに走った。

 牧場の方にはその後もいろいろお世話になった。ここ数年疎遠になっているが、今も感謝している。母馬を囲んで、牧場の方々、記者、カメラマンら、みんなで撮った写真はずっと大事に取ってある。

大滝 貴由樹(おおたき たかゆき)

 北海道新ひだか町(旧静内町)出身。90年北海道本社に入社。編集部、総務部を経て、再び編集部に。中央競馬を中心にギャンブル全般を担当。現在は出稿デスクを務める。1966年4月生まれ。

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