2007年11月 1日何事にもしっかりした判断力が必要でしょう
次から次へと、よくもまあ、こんなに。10月29日に衆院テロ防止特別委員会で行われた防衛省の守屋武昌前事務次官に対する証人喚問を見ての感想。10年以上、200回を超えるゴルフ? 賭けマージャン? 韓国クラブ? 妻の分も含め8000ドルのゴルフセットをもらった? 悪いと承知した上での接待を受け続けながら慣例を超える4年間もトップに居座ったとは…。便宜供与はしていないなんて、誰も信じないだろう。
「トップになるとストレスがたまる。週末に(ゴルフで)ストレスを解消したかった」。ゴルフでストレス発散できても、他人からおごってもらってんだから、後ろめたさは感じるだろうに。そもそも、立場が重くなれば、より気をつけるのが普通だろう。エラくはないけど、こっちだって、ストレスは日々あるぞ。
かくいう私だって、胸を張れるほどの正義感なんか持ち合わせていない。日ごろから仲良くしている人と取材などで会ったときに、こちらから手土産を持参することもある代わりに、逆に菓子折などをもらうこともある。そんなときは「いえいえ、そんな気を遣っていただかなくても」と言いつつも、最後には「じゃあ、お言葉に甘えて」と受け取ってしまうこともある。
そういえば、過去に取材相手からン万円入りの封筒を手渡されたことがあった。裁判にまでなった一方の当事者で、ひと通り話を聞いた後、お礼ですと言われ封筒を差し出された。このときばかりは「こりゃ、マズい」と思った。その人にばかり有利な記事を書けるはずがない。あとから「もらうものをもらっただろう」と言われたら厄介だ。それにバレたら大変だ。さすがに「お言葉に甘えて」というわけにはいかない。受け取れなかった。
当たり前の結論だが、要は程度の問題でしょう。この一線を越えるとどんな事態を引き起こすのかと考えなきゃ。不謹慎ながら興味本位にテレビに見入ってしまったが、何事にもしっかりした判断力を持たなければという教訓は胸にとどめておこう。