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北海道発・記者ブログ

2007年6月 7日健康器具の魔力、恐るべし

 買おうか、いや、買っても無駄か…。

 今、ある物を購入すべきかどうか迷っている。「理想のボディラインを手に入れる! 7日間集中ダイエットプログラム」などと盛んに宣伝しているアレ、「ビリーズ・ブートキャンプ」のことである。「ハリウッドスターも愛用している」「80数%が効果を実感」。なんともまあ、心を動かされる宣伝文句だ。

 会社でも自宅でもCS放送を見る機会が多いが、とにかくCMが頻繁に流れる。商品を紹介する男性ナレーターの威勢のいい、自信満々なPR。踊っているモデルたちのほれぼれするような腹筋。たった7日間でそうなれるのか? ホントか? 興味がわいて仕方ない。

 とはいえ、健康器具を購入して思い通りにいかなかったケースは1度や2度じゃない。というより、思い通りにいったためしがない。エルゴメーターなんて、買ったはいいが結局5分と漕いだことがなかった。30数種類の運動が可能な器具は、早々に物干しになってしまった。器具を買ったのとは違うが、スポーツジムに通ったときも情けなかった。1つの筋力アップ器具を10~20回続けては、次の器具へ…。そんなことを繰り返していたら、インストラクターさんに「まず有酸素運動から始める方がいいですよ」とやんわりたしなめられ、持久力走をすすめられた。疲れる。とたんにやる気が失せた。(これ最近の話で、3回行って、もう行っていない)。

 当たり前の結論だが、肝心なのはやる気の問題。過程を踏めない自分が、効果を実感したいというのは到底無理な話なのだ。

 でも、たった7日間だけ頑張れば、もしかしたら少し体が引き締まるかも…。「今回だけ試してみるか」。まったく懲りないもう1人の自分がささやいてくる。「今回だけ」を何度も思わせる健康器具。その魅力、いや魔力たるや、まさに恐るべしだ。

大滝 貴由樹(おおたき たかゆき)

 北海道新ひだか町(旧静内町)出身。90年北海道本社に入社。編集部、総務部を経て、再び編集部に。中央競馬を中心にギャンブル全般を担当。現在は出稿デスクを務める。1966年4月生まれ。

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