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北海道発・記者ブログ

2007年12月11日もったいない

 先輩から「これあげるよ」とサンドイッチをいただいた。仕事の合間に食べようと買ったけれど、ひまがなかったそう。ありがたく頂いて、家に持ち帰って食べようと、かばんの普段使わない場所にしまったのが良くなかった。すっかり忘れて1週間入れっぱなしにしてしまった。賞味期限はとっくに切れ、袋の中のサンドイッチは見るも無残な姿になっていた。特に自分の懐が痛むわけではないのだが…。もったいないと思った。

 会社の帰り、毎日のようにコンビニで弁当や総菜を買う。ある時、レジに持っていった総菜が「ピーッ」という音とともに、レジを通らなかったことがある。何事かと思っていると、店員から「すみません。これ賞味期限過ぎちゃって、お売りできないんですよ」と言われた。よく見ると、確かに1時間過ぎている。店が撤去し忘れたものなのだが、まだ食べられるのにな…。もったいないと思った。

 賞味期限を全く守らないでごみにしてしまい、厳格に守ってごみにしてしまう。数限りなく起こってしまった、賞味期限の偽装や改ざんもこんな「もったいない」から始まっているのかもしれない。確かに改ざんされたものを食べて、食中毒になったという話は聞かないし、家の冷蔵庫を開ければ、賞味期限が切れたものが次々出てくる。数カ月過ぎたものでも、食べてみると何ともないものもある。賞味期限なんてあってないようなもの…。その考えを商売に持ち込み、発覚後作ったものをすべて廃棄…結局もったいない。

 ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんがこの「もったいない」を世界共通語にした。日本語にしかない言葉なのだそうだ。しかし、その日本人がその「もったいない」を忘れてしまっているような気がする、自分を含めて。せっかく、世界に通用する素晴らしい概念なのだから、それを忘れてはもったいないと思う。

大橋 直樹(おおはし なおき)

 神奈川県横浜市出身。02年に北海道本社のレース専門アルバイト(東京勤務)として入社し、04年に正式入社。現在は編集部東京駐在に所属。紙面のレイアウトや見出しをつける整理業務を担当している。1981年1月生まれ。

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