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北海道発・記者ブログ

2007年10月20日「栓抜き人間」の独り言

 数年前、友人が旅行(どこへ行ったのかは忘れた)から帰ってきて、お土産に地ビールをくれた。もとから酒飲みの私だが、全国の地ビールを飲むのが特に好きだ。仕事帰りに、さっそく飲もうと冷蔵庫を開け、ビンを取り出してふと気付いた。「あれ、栓抜きがないな…」。1人暮らしをしていると、普通の家庭には当たり前にあるものがなかったりする。まぁ、栓抜きぐらいならコンビニでも売っているから、買ってくればいいのだが。

 待てよ。ふとあることが頭をよぎった。外国の映画やドラマで、栓を口で開けているのを見たことがある。あれって難しいんだろうか。試してみたくなった。歯が欠けたりしないように軽くやって、開かなかったら栓抜きを買いに行けばいい。栓に歯を当て、てこの原理で持ち上げると……。

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「シュポン」

勢いのない音を立て、栓が取れた。簡単に。自分は人間じゃなく栓抜きだったのかと思うくらい、簡単だった。かたく閉まっていたと思ったのに、この手(歯)ごたえのなさ。「口ほどにもないやつ」とつぶやいて中身のビールを一口飲んだ。ただのバカである。

 最近のビンは手で開けられるものが多いのだが、こと地ビールとなると歯で開ける? ものが多い。銘柄によって、固いものがあったり、逆に何かの拍子で取れそうなくらい緩いものがあったり。アルト、ケルシュ、ピルスナー…。様々なビールを飲んでも、その味の違いがよく分からないのに、栓がきついが銘柄、緩い銘柄は覚えている。飲むためなのか、開けるためなのか、よく分からなくなってくる。

 本当に大した事じゃないのが、人前でやると感心してもらえることが多い。つい最近も社内の先輩の前で披露したところ、いたく気に入っていただけた(笑われただけだろ)。コツなんて特に何もなく、ただ栓のギザギザの部分に歯を引っ掛けてクイッと持ち上げるだけ。栓抜きを置いて、1度挑戦してみてはいかがだろうか(ケガしても責任は取りませんが…)

 世の中に自衛隊の給油問題、亀田家の問題、クライマックスシリーズなど様々な話題であふれている中で、だれも歯牙にもかけない話でした。

(写真:大橋部員は「シュポッ」とビールビンの栓を抜いた。なにげなく、口で。)

大橋 直樹(おおはし なおき)

 神奈川県横浜市出身。02年に北海道本社のレース専門アルバイト(東京勤務)として入社し、04年に正式入社。現在は編集部東京駐在に所属。紙面のレイアウトや見出しをつける整理業務を担当している。1981年1月生まれ。

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