2007年3月 3日北海道人の感覚
東京で北海道版の新聞を作っていると、地域差を痛感することがある。2月27日付の本紙北海道面に、ノルディックスキー世界選手権ジャンプ団体を中継したテレビ視聴率が札幌地区で13・1%、東京地区で6・5%だった、という小さな記事が載っている。
東京での6・5%という数字は高くはない。実際、何人かの友人に大会について聞いても「知らない、何それ?」と言われ、説明すると「もういい」とさえぎられる。そんな扱いのものをよくぞゴールデンタイムで中継したものだ。決して皮肉ではなく、日本開催を盛り上げたい、という気概は素晴らしいと思う。
札幌地区の13・5%はやはり高いのだろう。弊社内でも、開幕前から「世界ノルディックの記事の扱いが小さい」という指摘もあった。個人的には「十分大きいだろう」と思うのだけれど、北海道の人の感覚が分かっていなかった、ということなのだろう。紙面レイアウトを担当する身として、真摯(しんし)に受け止めなければならないと思う。
昨年の日本ハムにしても、駒大苫小牧にしても、北海道の盛り上がりは「異常」じゃないかと個人的に、あくまで個人的には思っていた。でも、さまざまな人がいて、さまざまに考える。そのさまざまをくみ取ってあげるのが今の私の仕事なんだろうな、とあらためて感じさせられる。
世界ノルディックの話題を振った際、「もういい」とまるで興味を示さなかった友人。話をさえぎられたのは寂しかったが、仕事への心構えを考えるきっかけにしてくれたから、まあ良しとしよう。