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北海道発・記者ブログ

2007年1月20日いつも心に準備を

 整理記者の先輩、古旗さんもコラムで書いていましたが、元日に職場が引っ越しになった。新しい職場の環境面では良いこと、悪いこと、さまざまあるのだが、個人的に最も良い点を挙げれば「地震の恐怖から解放された」ことがある。

 引っ越す前の建物は古かったせいか、とにかく揺れた。震度2が3に、震度3は4に、震度4なら「建物が崩れるんじゃないか」という“体感”震度があった(怖さもあってちょっと大げさですが…)。引っ越した先の建物で早くも1、2回に遭遇したが、テレビ速報通りの震度でしかないことに、正直「ホッ」としている。

 17日で阪神大震災から12年が過ぎた。私事だが父方の親せきの多くが神戸に住む。先の震災時、全員無事だったのだが、起き上がったところにタンスが倒れてきたり、隣の家が倒れてきて自宅2階がつぶれてしまったり…、実は皆、紙一重のところで助かっていた。

 翌月、電車が復旧してから、親せきを訪ねた。車窓の両側に続く崩壊した建物、焼け落ちた街並みに衝撃を受けた。もちろん、テレビではニュースの度に注視していたが、実際の迫力の前に息を呑んだ。たった一度の地震で、こんなになるとは信じたくなかった。

 「○月に東京で大地震が!」。こんな週刊誌の見出しをしょっちゅう見る。それくらい、いつ起こってもおかしくないということなのだろう。いたずらにあおるだけ、という手法には賛成できないが、「大地震など起こりはしないよ」という楽観的な考えにも賛成できない。

 自分の住む町がいつ、あの日の神戸(だけではないですが)のようになるか分からない。心にそんな備えは持っていないといけないと思う。建物は立て直されたけれど、あの悲しい街並みを忘れることがないようにしたい。

大橋 直樹(おおはし なおき)

 神奈川県横浜市出身。02年に北海道本社のレース専門アルバイト(東京勤務)として入社し、04年に正式入社。現在は編集部東京駐在に所属。紙面のレイアウトや見出しをつける整理業務を担当している。1981年1月生まれ。

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