2007年1月 5日年末年始は落ち着いていこう
子供のころ、年末となると、いつも親の買い物に付き合わされた。買い物かごは食料品でいっぱい。重い荷物を持って帰るのが私の役目だ。スーパーの袋の持ち手が手のひらに食い込んで痛い。帰るころには赤くはれ上がった。
そんな思いをしてまで買ったのに、食べきることはまずない。そして、年が明けてからも、年越しそばをすすり、3が日がすぎてもおせちやお雑煮を食べていた。昨年末、テレビで東京・上野のアメ横にごった返す買い物客を見て、子供時代を思い出しながら、みんな必要以上に買っているんじゃないかと、少し心配になった。
その昨年末は、30、31日と休みをもらった。大みそかまで仕事をする新聞社では珍しいことで、私にとっても初めてだった。正直、どう過ごせばいいのか分からない。30日は友人と過ごしたが、31日の夜はいよいよ何もすることがない。仕方なく、家でテレビを見た。が、家でゆっくり落ち着いて…ということに慣れていない。せわしなくチャンネルを替える。「裸ではなく、ボディースーツです」というNHK紅白歌合戦で盛り上がった場面も、結局見逃してしまった。何ひとつ番組を見たような気にはなれなかった。落ち着きのない自分が悪いのだが、テレビ局も別々の日に放送すれば、それぞれの局が高視聴率をとれるんじゃないか、そう思ってしまう。
正月前に食料品を買い込まなくたって、今の時代困らないだろう。テレビ局だって年末年始に無駄なエネルギーのぶつけ合いをしなくてもいいんじゃないか。そして、自分も、もう少し落ち着いて過ごせるようにしよう。特に、物と時間を大切にする気持ちを忘れずに。07年、最初に思った自分自身への戒めです。