2007年10月15日1ファンとしても心から感謝したい
ホッカイドウ競馬のリーディングジョッキー五十嵐冬樹騎手(32)が、また1つ新たな勲章を手にしようとしている。07年度旭川開催最終日の11日9Rケイアイバトルで1着になり、道営史上最多記録タイとなる130勝を挙げた。76年に故千島武司さんがマークした記録に31年ぶりに並び、16日からの札幌開催での記録更新をほぼ確実なものとしている。
南関東、中央競馬などと違い約半年のオフシーズンのある道営。しかも、主に週3日間開催。9月には左足首にケガを負うなど計4日間ほどの欠場を余儀なくされたが、それらを乗り越え、例年にないハイペースで勝ち星を量産してきた。勝率はなんと26・9%(連対率42・7%)で3~4頭に1頭は勝っている計算だ。
2位服部茂史騎手は76勝。昨年、最終日最終レースまでし烈なリーディング首位争いを演じた山口竜一騎手が3位71勝と約半数なのだから「130」という数字がいかに驚異的なものかが分かる。
今年は自身の持つリーディング首位記録を7年連続8度に伸ばすこともほぼ間違いない。大記録を支えている騎乗技術の高さはもちろんだが、「とにかく人より勝ちたいんです」と最後まであきらめず、どん欲に勝利を求め、騎乗馬を1つでも上の着順にもってこようとする姿勢には感動させられたし、見習わないといけないとも思わされる。
旭川最終日、馬インフルエンザ禍の影響もあり尻すぼみに終わった売り上げとは対照的に、明るい話題を振りまいてくれたことに1ファンとしても心から感謝したい。
16日から始まる札幌開催の3日目(18日)には、各地方競馬トップジョッキー14人が集い、ワールドスーパージョッキーズシリーズ(12月1、2日=阪神競馬場)への出走権をかけて争われる、トライアル戦(第1ステージ2競走)が実施される。もちろん道営代表は五十嵐騎手。ここでも必ずやファンを魅了するパフォーマンスを見せてくれるに違いない。