2007年7月27日ドラマを感じる今年のラベンダー賞
今年も中央競馬北海道シリーズ(函館)でホッカイドウ競馬の所属馬が活躍している。8日の500万特別を勝ったファインドロップ(牝3、松本厩舎)に続き、21日の2歳特指競走ラベンダー賞ではハートオブクィーン(牝2、若松)が、好位から抜け出し優勝した。これで道営勢はラベンダー賞3年連続の優勝となった。
単勝はなんと12頭中最低人気で8030円。馬単9万4730万円、3連単66万2470円…。気の遠くなりそうな高額配当がテレビモニターに映し出され、がく然とした。今週、取材の際に若松師が言った言葉が印象的だった。「調教師失格ですよね。あんなに芝適性があることを見抜けなかったのですから。カミヒコーキ(同レース2頭出しの人気馬で7着)はどこへ飛んで行ってしまったのやら…」。
ハートは同レースの出走権をかけた前走栄冠賞で推薦対象外の6着に敗れていた。ところが推薦上位の馬が続々と出走を回避。他地区からの参戦もなかったことから地方最大6頭枠(申し込み締め切り後、1頭回避したため今回出走は5頭)の6番目で滑り込んだ。「抽選・滑り込み出走」で89年エリザベス女王杯を単勝最低20番人気(単勝配当4万3060円はG1単勝配当最高記録)で制したサンドピアリスによく似たケースだと思った。
ちなみそのサンドピアリスは先月21歳でこの世を去った。ハートの父ジョリーズヘイローは05年春に、母の父ウッドマンも先日、米国で死んだ。何かドラマを感じさせる今年のラベンダー賞だった。