2007年3月12日「開幕へ順調! 北の競走馬たち」
07年度ホッカイドウ競馬のゲート練習が5日から門別競馬場で始まった。初日から「こんなんで本当にできるの?」と心配するほどの風雨に見舞われた。「中止だろう」と思ったが、たくましい北の競走馬と乗り役は続々とダートコースに登場。昨年初日の12頭を大幅に上回る43頭がゲート練習に臨んだ。8日まで4日間トータルでは130頭もの若駒が受験した。
高校野球などで「雪国のハンディ」が取りざたされるが、競馬も同様。胆振、日高と日本一の馬産地を誇る北海道だが、冬場に競馬開催がないことからも分かるように、レースはもちろん、調教でも厳しい環境にある。除雪したとしても、路盤が凍結し硬くなれば、競走馬の脚元にかかる負担は大きい。400~500キロの体を細い4本の脚で支えるだけに、ケガをする確率はぐっと高くなる。
今年は暖冬が幸いし、競走馬の調整もスムーズにできたようだ。15日に行われる今年度最初の能力検査は相当数が受験する見込み。昨年の最初の能力検査はわずか3レース(出走12頭)しか実施されなかった。不安を抱いた通り、開幕から苦しいレース編成が続いた。ゲート練習の頭数比較から、今年は順調な滑り出しが期待できそうだ。現在の門別競馬場の在厩馬も2歳馬約550頭、古馬を含めると860頭と例年並みとなっている。
07年度開催は4月18日に門別競馬場でのスタートとなる。門別は昨年7月から本走路(ダート1600メートル)の改修がなされており、改修後、初の開催となる。硬化した馬場の下地の火山灰を入れ替え、劣化した砂もそっくり交換されている。五十嵐冬樹騎手は「クッションが利いて水はけも良さそう。レースは少し時計が掛かり、ゴール前は接戦という迫力ある面白いレースになるのでは」と話している。
開幕まであと1カ月。昨年以上に、シーズン序盤から熱のこもったレースが繰り広げられそうだ。