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北海道発・記者ブログ

2006年12月30日ディープインパクトの功績

 26日午前6時50分-。ディープインパクト(牡5)が種牡馬という第2の生活を送るため、故郷安平町(旧早来町)に約2年ぶりに帰ってきた。ご存じの通り、24日の有馬記念を衝撃的な強さで勝ち、シンボリルドルフ、テイエムオペラオーと並ぶ7冠という偉業を成し遂げて有終の美を飾った。

 気温マイナス8度。中山競馬場から帯同してきた市川厩務員とともに馬運車から降り立った希代の名馬は、真っ白な息を吐きながら堂々とした立ち振る舞いで報道陣、関係者ら含め約100人の前に姿を現した。440キロに満たない馬体ながらもすごいオーラを発していた。そこに立ち会えたことは、競馬担当として心から幸せなことだと感じた。

 これから種牡馬としてどんな仔を出してくれるのか本当に楽しみになった。反面、スターホースが本当に引退するのだ、という実感がわいてきてとても寂しい気持ちにもなった。複雑な心境だった。けい養先の社台スタリオンステーションには問い合わせの電話が殺到しているという。「馬運車について行ってもいいでしょうか? 草原にはいつお放しになられるのですか? どこのお部屋に入られるのですか?」といった内容が大半だという。

 それまで競馬を知らなかった人をも確実に取り込んだディープインパクトの功績は計り知れない。あらゆるプレッシャーをはねのけ「史上最強」の称号を得て去りゆくヒーロー。「あなたに会えて本当に良かった-」。ファンなら誰しもがそう思っているに違いない。2世の誕生、第2、第3のディープインパクトが現れることを願ってやまない。

奥村 晶治(おくむら まさじ)

 北海道出身。01年から北海道本社でホッカイドウ競馬の本紙予想を担当している。89年から競馬新聞専門誌の記者としてホッカイドウ競馬を取材した経験があり、厩舎関係者と幅広い人脈を築いている。1965年3月生まれ。

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