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北海道発・記者ブログ

2008年2月21日コンサドーレ札幌との再会

 5年ぶりにコンサドーレ札幌のキャンプの取材にきている。場所は熊本。プロチームなんて1年たてばまるで違うチームに変わる。5年もたてば、右も左も分からない。当時からいる選手は曽田、砂川、西沢の3選手ぐらいだ。

 選手はすっかりかわってしまったが、スタッフには旧知の顔がたくさんいて、かなり感動した。広報の斗沢さん、マネジャーの斉藤さん、通訳の鈴木ウリセスさん、トレーナーの佐川さん。毎日、パソコンとカメラと資料のつまったパンパンのバッグを持って、あっちこっちわけもわからず飛び回っていたあのころに、戻ったような気持ちになった。

 5年前は、おもいっきりライバル会社でコンサドーレ札幌の担当記者をしていた。東京本社から転勤で北海道にきていた私は、社則で3年で本社に戻るのがルール。私は永住してもいいので、札幌で継続して取材の仕事がしたいと伝えたが、大きな会社の歯車の中では、個人の希望などかなうはずもなかった。

 それから5年間、内勤編集の仕事に従事した。出勤時には最低、財布と携帯電話と手帳さえあれば、あとは会社にすべて道具がそろっている。とにかく身軽。作業デスクに座り、出てきた原稿を読んで面白い見出しを考える。楽しい紙面になるようにレイアウトする。スポーツ紙には欠かせない大事な仕事だ。自分なりに面白さをみつけだしながら、気付いたら結構、時がたっていた。

 今回のキャンプ派遣が、果たして期待されてるのか、たまたま他の記者のスケジュールが合わず自分に回ってきたからなのかは分からない。今思うのは、ひたすら頑張るのみ。ネタをみつけなければならないプレッシャーと、背負いなれない取材バッグの重み。辛いのか楽しいのか今はよく分からない。ただ、会社を移って間違いはなかったんじゃないか…と少し思い始めている。

 特ダネを出す自信も、おもしろい話を書き続ける自信もあまりない。5年前よりは少しはましな原稿が書けているのだろうか。それも微妙だ。低次元な話なのだが、記者としての緊張感を味わえる貴重な10日間を有意義に過ごしてきたい。6年ぶりのJ1復帰にかける札幌と、5年ぶりの札幌キャンプ取材に臨む自分。いっぱいいっぱいのところで、少しでも進歩したいと1日1日もがき続けているあたりに、共感を覚える。

永野 高輔(ながの たかすけ)

 茨城県水戸市出身。06年北海道本社に入社。編集部東京駐在で整理業務担当。学生時代は両親が指導者だった影響でフェンシングに熱中。競技歴15年。00年富山国体出場。好きな食べ物は札幌・カリー軒のハンバーグカレー。1973年7月生まれ。

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