2008年1月26日懐かしいH
懐かしいものを目にした。本紙20日付野球面の一番下。黒川先輩のコラムにあるガンダム写真ほどインパクトはないものの、かすかな光を私は見逃さなかった。黒字に赤で「H」と入った阪急ブレーブスの帽子。小学生のころ、どこの球団かも知らず、弟とおそろいでかぶっていた初めての野球帽だった。
最近、街中で野球帽をかぶる少年をほとんど見なくなった。自分の幼少期は、帽子といえばいつもプロ野球球団のものだった。人気の巨人は、黒字にオレンジの基本形から、通学帽のような黄色ベース、「白い巨人」など亜流もたくさんあった。「保守王国」茨城で育ったので、とにかく「ジャイアンツ君」は多かった。自分は差別化を図って、阪急の次はあえて近鉄の赤紺の帽子を買ってもらった記憶がある。近所のトシ君は紺に「W」の大洋をかぶり異彩を放っていた。北海道出身の妻は女の子だからという理由で広島の帽子をかぶっていたらしい。
思い出の80年代の阪急帽は現在、本紙サイトで「完全復刻版」として購入予約を受け付けている。ちなみに値段は5ケタとちょっとお高い。野球帽にさえプレミアがつく時代になったようだ。すすきののニュークラブで飲めば、2時間ぐらいは粘れる額か。どちらを選ぶかは個人の自由。是非、興味のある方は日刊スポーツショッピングにアクセスしてみてほしい。
例えば、草野球でぎりぎりファウルじゃないかと思われる飛球を、ホームランと判定されたときなどは生きるアイテムかもしれない。このH帽子をかぶって審判に1時間19分猛抗議する「上さん遊び」に使える。ぼろ負けしている場合は、その後、選手全員をベンチに引き上げて、没収試合を狙うという力わざにも応用できる。40代前後の元阪急ファンならもっと楽しい使い道があるかもしれないので、是非、購入を考えてみてはどうだろう。ちなみに完全受注制で、アジャスターのない忠実な復刻版なので、申し込む前に、頭囲を正確に測ることを忘れないように。