2007年10月 1日初めてのお泊まり
長男が1歳になった記念に、先日初めて“お泊まり”旅行に連れて行った。夜中にまだ2時間おきでグズる。無謀な外泊とは思ったが、妊娠中から頑張ってきた妻の気晴らしも兼ねチャレンジしてみた。
栃木の観光地・那須に「大型プレイルーム」「保育サービス」「離乳食」「着ぐるみ出迎え」付きという我々には絶好の条件をそろえたペンションを発見。電話の応対も親切で、離乳食もアレルギーや段階に応じて作り分けてくれるというのが気に入り即決した。
自宅にいても突然具合が悪くなったり、わけも分からず機嫌を損ねる1歳児の同伴。当然、何事もなく楽しんで終わろうとは思ってはいない。事件は「保育室」で起きた。息子の食事後、1時間の保育サービスが受けられる。子どもだけ保育士に預け、久しぶりに夫婦2人でゆっくり食事を楽しむはずだった。メニューはおいしい栃木牛、栃木豚、地鶏の焼き肉。肉を焼き始めて5分後、保育サービスの様子を映すモニターに、我が子が「りすさん部屋」の子と接触し大泣きする姿が流れた。まだお肉2枚しか焼けてないんだ……頼む頑張れ、頑張ってくれ…。保育士さんの“腕”に託し、数分食事を続けていたが、願いは届かなかった。泣いて泣いて泣いてどうしようもなくなり帰還1号となってしまった。

その日は1歳前後の3人の乳児が預けられていた。よりによって最初に泣き始めるとは…。接触事故に遭った「りすさん部屋」の子も、我が子につられて号泣し戻ってきた。となりで食事中の「おうまさん部屋」の親だけは「うちの子は粘ってるぞぉ」と楽しげに食事を続けていた。ちょっと悔しかったが、保育室内に子どもが1人になった数秒後、寂しくなったのか大泣き。結果的に預けて20分もたたずに全3家族の子が親元に戻ってきたのだった。
大人だけ内証でおいしいものを食べようという小ずるい魂胆を直観的に察知したのかもしれない。帰宅した夜、息子はいつもより短い1時間スパンで目を覚ましグズった。
着ぐるみ「ぴょんこ(ウサギ=出迎え役)」「ぶうすけ(ブタ=シェフ役)」と戯れ、キティちゃん一色の部屋で過ごした1泊2日。小さい息子は忘れてしまうかもしれないが、私たち夫婦にはきっと忘れられない思い出になるだろう。親としてまだまだ未熟な私たちに貴重な環境を提供してくれた宿の皆様に心から感謝したい。
(写真:ペンションでの朝食時に登場したシェフ役の「ぶうすけ」)