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北海道発・記者ブログ

2007年6月29日初めてのユニホーム

 ユニホームには不思議な力がつまっている。9カ月になる長男の夏服を探しに、先日ベビー用品店へいって来た。男の子ということで、自然とプロスポーツチームのロゴが入った服に目が行く。松井のヤンキース、松坂のレッドソックス、田口のカージナルスなどMLBシリーズからNBA、NFLのものまでもりだくさん。ロゴ入りというだけでなく、最近は形も本物のユニホームみたいにこだわっていて、息子をどのチームに「入団」させようか悩んでしまった。

 私が初めてもらったユニホームは小3のとき、サッカー少年団の青い半そでシャツだった。そでに白いリブがついただけの平凡なものだった。背番号が35で、兄から「お前は淡口(憲治=当時巨人の背番号35、現日本ハムコーチ)だな」といわれ満足げにしりを振っていた。小5のときには子供会ソフトボールのユニホームが一新され、当時の大洋ホエールズのようなスタイルになった。上が紺、ズボンが白。正直、大洋ファンではないから、見た目にインパクトのある斉藤明夫投手(現横浜コーチ)と田代富雄選手(現湘南シーレックス監督)ぐらいしか知らなかった。それでも、当時の子供会なんてジャージーの色をそろえただけのチームが多かったから、かなり異彩を放っていた。一目で「常磐町子供会連合」と分かるユニホームを身に着けた時のちょっとした緊張感が心地よかった。

 高校野球のユニホームを見て燃えてくる男性も少なくないだろう。松坂投手は23日、レッドソックス82年当時のグレーを基調にしたビジターユニホームを来た自分を見て「高校時代に戻ったみたい」と昔を懐かしんでいた。私も過去のVTRなどで、愛甲の横浜や、金村の報徳学園、水野の池田、清原、桑田のPL学園、地元茨城・取手二高のスカイブルーのユニホームが出てくると少し興奮する。夏休みにテレビの前で手に汗握り応援した日を思い出す。着た者だけでなく、見た者をも「熱闘モード」へと引きずり込む魔法がユニホームには秘められている。

 目に見えない力が働いたのだろう。散々悩んだ揚げ句、息子には黄色に紫のラインが入ったNBAのLAレイカーズのものを選んだ。往年のスーパースター、マジック・ジョンソンばりの華麗な「ノールックパス」はまだ出せない。が、おもちゃはひたすらぶん投げる。おむつを下ろした一瞬のすきを見計らっては「ノールック小便」だ。思い切りが良すぎてなかなかガードできない。前触れもなく「魔法」のように絞り出してくる。「魔ちんこ・ジョーんそん」に毎日振り回されている。

永野 高輔(ながの たかすけ)

 茨城県水戸市出身。06年北海道本社に入社。編集部東京駐在で整理業務担当。学生時代は両親が指導者だった影響でフェンシングに熱中。競技歴15年。00年富山国体出場。好きな食べ物は札幌・カリー軒のハンバーグカレー。1973年7月生まれ。

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