このページの先頭

北海道発・記者ブログ

2007年6月 2日断酒

 現在、魂の断酒中だ。健康診断の結果、肝機能に関する数字が標準よりちょっぴり高いというので先日、2次検査を受けてきた。医師の話では、肝臓の細胞中にあるGOT(AST)とGPT(ALT)という2つの酵素が、血液中に基準値より多く混じっているという。肝臓の細胞が壊れて、中の酵素が通常よりたくさん流れ出しているということらしい。ウイルス性、薬剤性または胆道の炎症などに起因するケースもあるのだが、私の場合、理由は1つ。他の検査項目はいたって健康値で、超音波検査も受けた結果、99%の確率で「アルコールが原因」と説明を受けた。

 このままではいかんぞう…ということで、一番手っ取り早い方法が「断酒」だと言われた。検査を受けた5月21日から始め、再度結果が出る6月11日まで約20日間、蛇の生殺しのような日々が続いている。普段、終業後に飲んでいた500ミリリットルの缶ビールを、一応シュワッとするという理由で、M矢サイダーで代用してみた。これは甘さが気になって2回飲んでやめた。今は炭酸入りのミネラルウオーターを試している。だが、なにか物足りない。チーズやイカのくん製などをつまんで、“ビール気分”に近づこうとしてみたが、なかなか自分をだましきれない。

 どうもビールの“苦み”が足りない。約束していた旧友との飲み会は、コーラで乾杯して、2杯目からは炭酸の爽快感をあきらめて、ウーロン茶の“軽い苦み”に懸けてみた。冷たいウーロン茶を、友人が飲むビールと同じようにハイペースでお代わりし続けた。当然なのだが、とても体が冷える。居酒屋の店内は酒を飲む人に合うように温度設定されているため、アルコールを飲んでヒートアップする友人とは対照的に、1人鳥肌が立つほど冷え切ってしまった。酒を飲めないのに飲み会などに出ている人の苦労が初めて分かった。

 肝臓は異常があっても自覚症状が出にくく、1度壊れると治癒が難しい「沈黙の臓器」といわれる。放っておけば脂肪肝や肝硬変になる恐れもあるので、早めに対処するに越したことはない。初めて経験する断酒。ちょっぴりきついが、授乳のため好きなビールを我慢している妻の気持ちも分かったような気がする。あと10日、レバー ギブアップ!

永野 高輔(ながの たかすけ)

 茨城県水戸市出身。06年北海道本社に入社。編集部東京駐在で整理業務担当。学生時代は両親が指導者だった影響でフェンシングに熱中。競技歴15年。00年富山国体出場。好きな食べ物は札幌・カリー軒のハンバーグカレー。1973年7月生まれ。

このページの先頭へ