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北海道発・記者ブログ

2007年5月 6日闘将再び?

 “あの人”が再びJ指揮官として戻ってくる? 成績不振の東京Vラモス瑠偉監督の去就が注目されている。本紙によると後任は元札幌監督の柱谷哲二コーチの内部昇格が有力だという。

 かつてコンサドーレ札幌の担当記者をしていたことがあった。“あの人”柱谷哲二氏が監督だった02年。開幕前の豪州アデレード合宿からチームの後を追い、指揮を執ったJ1の7試合とナビスコ杯予選6試合すべてをスタンドから見た。

 成績は良くなかった…というかひどかった。サポーターの方なら、忘れたくても忘れられないシーズンだったと思う。J1残留を手土産に去った岡田武史監督の後を継ぎ、指導者資格取得直後に新監督就任。監督未経験者としては異例の抜てきだった。ただ、外国人選手の見極めなどでつまずき、J1第7節まで1勝6敗と低迷。6月の日韓W杯中断中に電撃解任となった。就任早々「じゃんけんでも負けるのが嫌い」と張り切っていたが、7戦19失点。気の毒になるぐらいの負けっぷりだった。

 ストレートな発言も問題になった。開幕3連敗後に「○○には責任を取ってもらう」と報道陣の前で途中退場した外国人選手の個人名を挙げ批判した。不本意なことに、これがきっかけでサポーターまで敵に回したまま札幌を去ってしまった。02年は同氏にとって試練の連続で、札幌の監督解任後には、国士舘大コーチとして天皇杯2回戦で国見高に敗れる失態もあった。現役時代、代表キャップ72、主将も務めた輝かしいイメージからは想像できないことばかり。私にとっても最終的に担当クラブのJ2降格を報じなければならない悲しいシーズンだった。

 監督に就任したなら、今度こそは闘将が名将になった姿を見せてほしい。年下の自分がこんなことを言うのはせん越なのだが、札幌で経験した「負の経験」が無駄ではなかったことを証明してもらいたい。東京Vには服部、土屋にフッキもディエゴもいる。故障中だが名波もいる。若くて素質ある選手もいる。J2を勝ち抜くメンバーは十分そろっていると思う。もう1度まとめ直して好調札幌のJ1昇格を脅かす存在になってほしい。

 明日7日、東京Vの編成委員会で、ラモス監督の去就が正式決定される。負けが大っ嫌いな「テツさん」2度目の監督挑戦となるか。闘将は勝って雄たけびをあげる姿が一番似合うと思う。

永野 高輔(ながの たかすけ)

 茨城県水戸市出身。06年北海道本社に入社。編集部東京駐在で整理業務担当。学生時代は両親が指導者だった影響でフェンシングに熱中。競技歴15年。00年富山国体出場。好きな食べ物は札幌・カリー軒のハンバーグカレー。1973年7月生まれ。

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