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北海道発・記者ブログ

2006年12月29日ひげがなくても大丈夫?

 長男の百日を記念して撮影した写真が24日、クリスマスイブに出来上がった。着物にくるまれたものと、もう1ポーズどうしても付け加えたかったのが「金太郎」スタイルだった。

 ベビー洋品店内のスタジオを利用したため、いろいろなコスチュームがそろっていた。女の子には白雪姫、人魚姫、みなしごハッチ、男の子には桃太郎、金太郎など日本的なものから、スーパーマン、ピーターパンまで色とりどり。カーキ色の自衛隊風の衣装まであり目移りしてしまう。

 衣装替えは何度でも無料。その中で、私の目をくぎ付けにしたのが、まさかりと赤地に「金」の前掛けだった。五月人形にもよく使われている金太郎。男の子の元気な成長を願うときのイメージはやっぱり「金太郎」ではないかと思って決めた。

 キャラクターをひと目で特定させるトレードマークがある。魔女のとんがり帽にほうき、丸い鼻にダボダボ服のピエロ、赤白衣装に白いひげのサンタクロース。プロスポーツ界でもファンに認知してもらうためのトレードマークを持っている選手がいる。中でも先日、日本ハムから巨人へ移籍した小笠原選手の「ひげ」はハム党だけでなく、プロ野球ファンなら大抵は知っている。

 ただ「巨人・小笠原道大」にはひげがない。入団会見で一瞬「誰だ?」と思った人も多いはず。2年前に中村隼人投手が日本ハムから巨人に入ったときも同じようなことがあった。気になるのは、ひげのなくなった中村選手のその後だ。巨人から05年オフに戦力外通告、今年は森田健作オーナー率いる「千葉熱血MAKING」というクラブチームで都市対抗1次予選に出場するも活躍できず、その後台湾・兄弟エレファンツに移籍。今オフまたも退団と厳しい状況の連続だ。

 ひげをそったからといって小笠原選手が中村選手と同じ運命をたどるわけではない。侍が上段に構えたような打撃フォーム、本塁打を放った後のバットを放り投げる格好良さは現役選手一番だと個人的に思っている。玄人好みの雰囲気を持った選手だし、何より今季打撃2冠の実績を残した。

 だが、口元がツルっとなった巨人入団会見での映像からは「野武士」と呼ばれた見た目の重厚感は感じられなかった。“見慣れない”というだけで、もしかして打てなくなってしまうのでは、と勝手に心配している。前掛けのない金太郎、地面を疾走する魔女、ひげのないガッツ…違和感を感じるのは私だけだろうか。

永野 高輔(ながの たかすけ)

 茨城県水戸市出身。06年北海道本社に入社。編集部東京駐在で整理業務担当。学生時代は両親が指導者だった影響でフェンシングに熱中。競技歴15年。00年富山国体出場。好きな食べ物は札幌・カリー軒のハンバーグカレー。1973年7月生まれ。

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