2007年5月31日取材現場も修羅場です
過去の取材現場の中から、身の危険を感じた現場を「危ない現場ベスト3」と題して前回は2、3位を紹介したが、今回はその続き。最もデンジャラスだった現場をお伝えしたい。
1位=有刺鉄線にグルグル プロレスラー議員の大仁田厚氏(49)が4月下旬、財政再建団体となった夕張市を活気づけるために企画した「夕張チャリティープロレス」での出来事。鈴木宗男議員(59)が特別レフェリーで話題を呼んだが、その試合は流血必至の有刺鉄線デスマッチ。試合前から嫌な予感が漂っていた。
場外乱闘だらけの試合は、大仁田組が勝利したが、そこからが修羅場だった。写真撮影のため、自分もリング上になだれ込んだが、何かが足にからまって、痛い。右足首に悪役レスラーが放置した有刺鉄線がからまっていた。だが、写真は一瞬を逃したら終わり。有刺鉄線を引きずりながら撮影したが、今度は大仁田氏が水をまき散らすパフォーマンスを始めた。カメラに水がかからないように回避しながら、それでもシャッターを押し続けた。
めちゃくちゃなリング上から下りて鉄線を外すと、びしょぬれになった綿パンの右すそが引き裂かれていた。まさか30歳を過ぎて有刺鉄線にからまるとは思わなかったし、もし鉄線の上に転倒していたらと思うと…。壮絶という言葉がふさわしかった。これで負傷したら労災は? 綿パン代は経費で落ちないの? 様々な思いが脳裏を駆け巡ったが、それ以上に記者も戦いだなと痛感した。