2007年3月 9日「文化の違い」あらためて感じた
文化の違いを知っておくに越したことはない。あらためてそう感じたのは、4日に閉幕したノルディックスキー世界選手権で取材していたときのこと。
報道関係者が仕事をするために設置された各会場のプレスルームでは、日本だけでなく約20カ国500人が訪れたとされる外国メディア関係者を目にした。大会によっては各社の座る場所が決められる場合もあるが、この大会は一部の会場で場所取りが禁止されるなど原則先着順。報道陣が多く集まるジャンプの会場では、満席近くになるほどの盛況ぶりだった。
ある日、早い時間にプレスルームに行き、着席した隣の席の机上に荷物を置いたままにして、少し席を外した。約30分後。荷物は床に放置され、北欧と見られる外国人がちゃっかり仕事をしていた。勝手に他人の荷物をどかす神経が理解できないと、その瞬間はムッとしたが、その外国人にとっては普通のことだったのだろう。聞けば、荷物を置いて場所を取るという習慣があまりないようだ。
日本国内でも決定的な違いがある。代表的なものがエスカレーターでの立ち位置だろう。一般的に、北海道では関東圏と同じで左側に立ち、急ぐ人は右側を歩く。逆に関西は右側に立ち左側を空ける(仙台も同じだった気がするが)。初めて関西に行ったときには、堂々と左側に立って、思いっきり通行の妨げになった苦い経験がある。
海外では「関西スタイル」の方が主流だとされる。文化の違いを知ることは、発見と同じで楽しい。知っていることで、恥をかかずに済むこともある。