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北海道発・記者ブログ

2008年2月 5日ハーツクライ2世誕生に…期待?

 ポスト・サンデーサイレンスといわれるディープインパクトの産駒第一号が、1月9日に生まれた。競馬界の至宝の第一子とあって、大々的に新聞をにぎわせたが、記者が注目したのは、そのちょうど1週間後の16日、ハーツクライの産駒第一号がこの世に誕生したニュースだ。

 2世のデビューは10年に実現する。今から対決が楽しみだが、個人的にはハーツクライを応援している。05年有馬記念で日本馬で唯一、ディープインパクト(2着)に先着した馬だ。もちろん、競馬担当だった当時、記者はディープインパクトを2番手に落とし、本命を打った。馬券をとった以上に、初のG1制覇に感激したのを、昨日のことのように覚えている。

 ハーツクライは、思い出の一頭だ。当時は隔週で関西馬の取材のため、滋賀・栗東に取材に足を運んでいた。管理する橋口師も何度も取材に訪れたが、同じ巨人ファンとして競馬以上に野球の話に花が咲いた。そんな橋口師だったが、まだ、デビュー前。今年の巨人の戦力分析で話が盛り上がっていたところに突然、坂路をキャンターで駆け上がってくる若駒の姿を見つけると、「あれが未来のダービー馬だぞ」ってうれしそうに話した。3度の飯より巨人好きで、競馬の話より野球の話を優先? する橋口師が、記者の前で唯一、競馬の話を優先した。

 ダービー当日。第71代ダービー馬は、ハーツクライだと信じていた記者は、10万円の単勝馬券を握りしめ声援を送った。あまりの記者の自信に当時、結婚を迫られていた女性からスタート直前、携帯が鳴り「勝ったら指輪買ってね」ってしゃれにならない言葉を投げられたっけ。ハーツクライは、4角17番手と絶望的な位置から上がり3ハロン34秒3の末脚で、前をいく1番人気のキングカメハメを追ったが、幸か不幸か1馬身1/2届かず2着に敗れた。

 単勝馬券は泡と消え、彼女に「らしいね」って言われ、指輪は夢と消えた。しかし、単勝しか買わない馬券ファンは、あまりいないことを彼女は知らない。記者が、馬連2490円を2万円取っていることを今では知るよしもないだろう。

 その後、ハーツクライは国内外G1を2つをとり、06年ジャンパンC10着後に引退。種牡馬となり昨年、99頭の種付けをこなした。一方、記者は彼女と別れ、いまも独身だ。2年後、2世の走りを今度は、1人で見るのか? ハーツクライの2世誕生に、期待と不安がよぎったのは言うまでもない。

松末 守司(まつすえ しゅうじ)

 東京都出身。06年北海道本社入社。主に夏は中央競馬、冬は一般スポーツを担当。前職の東京での夕刊紙記者時代は、中央競馬を6年間担当し10週連続で万馬券的中を記録した。1973年7月生まれ。

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