2008年1月10日地球にやさしい人間に
柄にもなく環境問題について考えた。正月休みを利用して、1年ぶりに実家に帰省した。千葉の実家のある駅には、07年8月につくばエクスプレスが開業したこともあり、大手ショッピングセンターが続々と建設され、街は一変していた。しかし、驚かされたのはその街の変わり様ではなく、街の汚さだ。
わが家には、かわいさではフィギュアの浅田真央のエアロにも負けない愛犬、テンがいる。実家にきて3年がたつが、いまだ好奇心旺盛で、目の前にあるものすべてに反応する。散歩中は落ちているものを何でも口にするので注意が必要だが、そこで気付かされるのは街はゴミであふれているということ。
約5キロの散歩コースは、ガム、ファストフードの食べ残しなど、いろんなものが、それこそ10メートル間隔で落ちている。空き地には、テレビ、洗濯機などの粗大ゴミや注射針などの医療器具など、何でこんなもの? と不思議に思うものまで散乱している。近くを流れる用水路には、そのゴミが腐り、変な色をした液体が流れ込んでいて、強烈な悪臭を放っている。
おまけにすれ違う車からは、たばこのポイ捨て。愛犬にとっては次から次へと現れる“アイテム”に興味津々だが、こちらは、愛犬をゴミから守るので精いっぱいで、散歩どころではない。
年末に柔道のアテネ五輪70キロ級金メダリストの上野雅恵(三井住友海上)と、妹順恵を取材した。上野雅は妹順恵が「お姉ちゃんは地球にやさしいですよ」というほど、環境問題について考えているという。ゴミの分別はもちろん、まめに部屋の電気を消し、買い物に行くときは家から買い物袋をもって行くなど徹底している。上野雅は「選手の前に1人の人間ですから。1人1人が気を付けていかなくてはダメですよね」と話した。
今やテレビやマスコミで環境問題が叫ばれない日はないくらい。都内は1月だというのに気温が13度まで上がり、まさに温暖化を実感した。「自分だけはいい」ではもうすまされない時代になっている。「地球にやさしい人間になろう」。ゴミに夢中になる愛犬を見ながら、新年の誓いを立てた。