2007年12月15日We were born to run
先月、悲しい知らせが実家から届いた。実家の裏に住むUさんの奥さんが亡くなった。葬式には行くことはできなかったが、憔悴(しょうすい)しきったUさんの姿は見ていられなかったと仲間から聞いた。
5つ年上のUさんは近所のヒーローだった。記者が小学校低学年のころから近所の子供たちを集めては野球やサッカー、釣りなどさまざまな遊びを教えてくれた。何でもできる(5つも上なのでそう見えたのかもしれないが…)Uさんは近所の悪ガキたちのあこがれだった。
マッチやトシちゃんをようやく記者たちが知ったころUさんはすでに洋楽を聞き、ギターをかき鳴らしていた。小学校の時はなんだか分からなかったが、記者がブルース・スプリングスティーンを好きになったのもUさんが聞いていたからだ。「これカッコいいだろう」ってラジカセで良く聞かせてくれたっけ。
中学に入り、あまり会う機会はなくなったが「根無し草のようなオレたちは死ぬまで走り続けるしかない」と歌うブルース・スプリングスティーンの「BORN TO RUN」(明日なき暴走)は今でも心の支えになってくれている。中学で自分を見失った時、大病を患い、1カ月間入院した時、高校卒業で進路に悩んだ時、北海道に来た1年前、Uさんが教えてくれたこの歌が励まし続けてくれた。
今、Uさんの気持ちを考えると正直、どうしていいか分からない。結局は何もできないだろうと思う。ただ2人の子供たちのためにも立ち止まらないでほしいと願っている。We were born to run。