2007年11月19日雑草集団の奮起に期待
レラカムイ北海道がどん底を味わっている。首位のトヨタ戦から4連敗、2カード勝ち星から遠ざかっている。試合後のチームの雰囲気は最悪だが、個人的(担当記者だからかな?)にはまだ下を向く必要はないと思う。
これまでホーム戦の取材しかしていなかったが、16、17日のパナソニック戦で初のアウエー取材(大阪)を経験した際、ライバル勢の施設に正直、驚かされた。パナソニック専用の松下電器体育館は、ほかに野球場、卓球場、テニスコート、サッカーグランドなども隣接した巨大なスポーツ施設。おまけに体育館の側面には松下幸之助の巨大な肖像画まで飾ってあり迫力満点だ。東野智弥監督(37)が「こんないいコートでできるのはうらやましい。天と地の差です。そんなチームと戦うんですからね」とうらやましがるのも納得できる。
レラカムイ北海道はJBL8チームで唯一、専用体育館を持たない1年生チーム。練習場は小学校の体育館など毎日、場所が違うし時間も限られている。おまけに、大阪入りした15日は、ホテルの予約のトラブルで2時間チェックインできない災難に遭うなど、練習、試合だけでなく日常で運営トラブルが起きる状況だ。PG桜井良太(24)は「こんなことはいつものことですよ。もう慣れました」と涼しい顔を浮かべていたが、昨季までリーグ連覇中のトヨタ自動車に所属していただけに、慣れない生活に苦労していることだろう。プロチームなだけに置かれた環境は言い訳にはできないとは思うが、ハンディはかなり大きい。
それでもチームの柱、折茂武彦(37)は「敗戦はいい経験になる。試合を重ねてチームに信頼感が生まれた。この状況のなかで上位のチームと接戦を演じているし勝てない相手ではない」と心は折れてはいない。23、24日には月寒アルファコートドームに4位のオーエスジーを迎える。雑草集団の奮起に期待したい。