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北海道発・記者ブログ

2007年7月 8日ジョッキーの心意気に

 騎手の男気に心が震えた。16日に帯広競馬場で行われる十勝ばんえいナイター開催のエキシビションレースに中央競馬の人気騎手が参加するという話題が飛び込んできた。

 参加するのは安藤勝、横山典、藤田、四位、池添、勝浦の6人。G1で計54勝したジョッキーでダービー、有馬記念に勝るとも劣らない豪華な顔ぶれとなる。ばんえい競馬馬主協会の須藤一夫理事と、元JRA騎手で河内厩舎の安藤助手が中学時代の同級生という縁で話が持ち込まれた。

 安藤助手が藤田騎手に話したところ、藤田騎手は迷いなくOKしたという。さらに、「多い方がいい」とほかの騎手仲間に声をかけ輪がどんどん広まった。当日、盛岡で騎乗するため結局、参加できなくなったが武豊騎手も当初は快諾した。安藤助手は「うれしかったね。みんな同じ馬文化に携わる人間として何か役に立ちたかったんだろう。特に伸二(藤田)は北海道出身だから世界に1つしかない文化への思い入れは強いんじゃないかな」と話していた。藤田騎手はばんえい競馬が存続で揺れていたころ、東西トレセンで存続の署名運動に奔走したという。

 このイベントはまったくの無償。しかも当日は月曜日のため休みを返上するうえ、日曜日に函館で中央競馬の騎乗を終え、次の日の朝に帯広に飛ぶ強行軍となる。男気以外のなにものでもない。安藤助手も「普段はそんなこと言わないけど、みんないろいろ考えているんだ。いいヤツらだよね」とうれしそうだった。

 そんな安藤助手も同級生の頼みを2つ返事で了承し実現にこぎつけたように、同じように男気のある人だ。安藤助手は「できることは何でもやるよ。文化をなくしてはだめ」と思いを口にした。普段何気なく接しているジョッキーや助手さんたちの熱い思いに触れ、こちらも心がほんわか暖かくなった。

松末 守司(まつすえ しゅうじ)

 東京都出身。06年北海道本社入社。主に夏は中央競馬、冬は一般スポーツを担当。前職の東京での夕刊紙記者時代は、中央競馬を6年間担当し10週連続で万馬券的中を記録した。1973年7月生まれ。

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