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北海道発・記者ブログ

2007年6月25日町も人も元気になってほしい

 6月10日から夏競馬の取材のため函館に出張している。8月5日の函館開催終了まで約2カ月間の長期出張だ。

 夕刊紙記者時代を含めれば、これで7年連続の函館長期滞在となる。今年34歳を迎えるだけに社内ではどうも不評? だが、今年からコラム「万券王子」を持つことになりハニカミ、ハンカチ王子を越える笑顔を振りまこうと個人的には気合が入っている。函館開催の方も来週、7月1日には、今シリーズ最初の重賞、函館スプリントS(G3、芝1200メートル)が開催され、ますます盛り上がりを見せるだけに来函の際には中央トップジョッキーの技の競演を堪能してほしい。

 札幌と違ってどこかレトロな町の風情が残る函館が記者は大好きだ。市民もどこかおっとりしていてほのぼのとさせられる。すすきので遊ぶにはちょっと年を取り過ぎた? 記者にとっては、函館の繁華街、五稜郭の町は居心地がいい。すすきのではモテないが五稜郭ならまだ行ける! ……はずだったが、最近の函館はどうも元気がない。通っていた店は年々減り、ビルには空き店舗が目立つようになった。人口も年々減っていて現在は30万人を切っている。顔なじみの店と女の子がいなくなり到底、王子様気分は味わえない。「この町じゃお金は稼げない」、「もう札幌とか東京に行くしかない」。そんな言葉を残して町を出ていく人が増えた。いつからこの町は憂いの町になったのだろう。

 夕張市に取材に行く機会が増えた。4月1日から財政再建団体となり気の遠くなるような復興への道のりだが、今年の成人式では若者自ら寄付を募り自分たちで成人式を作り上げた。ばんえい競馬も存続が危ぶまれたが、帯広市の一市単独開催になったとはいえ、存続が決まった。帯広競馬場のリニューアルの際にはボランティアが多数集まった。どちらも軌道に乗るにはまだまだ時間はかかるが、「この町が好き。何とか力になりたい」と市民の手で確実に復活への道を歩み出している。

 毎年の函館ライフを素晴らしいものにするためにも、五稜郭で働く女の子も「函館が好き」って娘が増えてほしい。せめて函館出張のときくらいは「王子さま」気分を味わいたいですから。

松末 守司(まつすえ しゅうじ)

 東京都出身。06年北海道本社入社。主に夏は中央競馬、冬は一般スポーツを担当。前職の東京での夕刊紙記者時代は、中央競馬を6年間担当し10週連続で万馬券的中を記録した。1973年7月生まれ。

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