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北海道発・記者ブログ

2007年5月16日大穴馬券 思わず言いたくなる負け惜しみ

 競馬は本当に難しい! 中央競馬春のG1戦線に吹き荒れている嵐がまったく収まらない。

 桜花賞こそ3番人気のダイワスカーレットが制し堅く収まったとはいえ、皐月賞で7番人気のヴィクトリーが勝ち、2着には15番人気のサンツェッペリンが入り3連単162万3250円。その後も、今月6日のNHKマイルCでは17番人気のピンクカメオが勝ちG1史上最高配当となる973万9870円。13日のヴィクトリアマイルはコイウタ(12番人気)、アサヒライジング(9番人気)、デアリングハート(8番人気)の順で入り、228万3960円の大爆発だった。

 ここまで大穴が出るとあきらめもつくはずだが、今年に限ってはショックが大きい。まずは皐月賞。レース前の話題を探して、サンツェッペリンを生産した道見牧場(日高町)に出掛け取材をさせてもらった。皐月賞で前に行く馬を狙おうと思っていた記者に、道見忠信場主は「距離延びてさらにいいから狙うはダービーだな」とささやいてくれた。「しめしめ、いい話を聞いた。ダービーの秘密兵器にしよう」とノートにメモをして皐月賞はバッサリと切ってしまった。

 ヴィクトリアマイルは、コイウタ、アサヒライジングともに、私が夕刊紙記者時代に担当していた厩舎の所属馬だった。コイウタは奥平雅厩舎の所属で、入厩当時、番頭格の新畑調教助手が「どこかで必ずG1を取る器」と自信満々に言ってたっけ。アサヒライジングも、88年秋の天皇賞馬オフサイドトラップを育てた加藤修甫厩舎の最後の大物と言われ、加藤師は自身の引退直前に「古馬になったらG1取れるぞ」と言って、アサヒライジングを現在管理する古賀師に託していた。自分の過去のノートには大穴馬券ゲットのメモがズラリと並んでいる。それなのに、それなのに…。

 競馬記者の「タラレバ」って情けないが、取れる馬券をみすみす見逃し続ける記者って…。6月17日から北海道シリーズが始まる。もう1度、過去のノートを引っ張りだして吟味したい。自身のためではなく? あくまで、読者においしい馬券を取ってもらうために。

松末 守司(まつすえ しゅうじ)

 東京都出身。06年北海道本社入社。主に夏は中央競馬、冬は一般スポーツを担当。前職の東京での夕刊紙記者時代は、中央競馬を6年間担当し10週連続で万馬券的中を記録した。1973年7月生まれ。

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