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北海道発・記者ブログ

2007年2月21日親から仔へ…競馬のロマン感じた

 あらためて競馬のロマンを感じた。無敗の3冠馬、ディープインパクト(牡5歳)が14日、種牡馬になって初めてけい養先の社台スタリオン・ステーションでファンにお披露目された。一般に公開されるのは昨年の有馬記念以来とあって、全国各地からファン1200人が人口わずか9200人の安平町に押し寄せ、まさに「ディープ・デイ」となった。

 無敗で3冠ロードを駆け抜けた名馬の人気の高さをあらためて思い知らされたし、種牡馬としての成功、2世が親を越える活躍をファンがどれだけ心待ちにしているかを思うと競馬の魅力は血のドラマにあるんだなと思う。

 この日はディープの他に21頭の種牡馬もお披露目されたが、記者にこの血のドラマを体現させてくれたトウカイテイオーの姿もあった。テイオーは骨折のため菊花賞に出走できず3冠は幻となったとはいえ、つなぎの柔らかいまさに飛ぶような走りは記者の心をとらえて離さなかった。1年3カ月ぶりの有馬記念の復活劇を最後に5歳で引退し種牡馬入りしたが、2世がターフに戻ると夢の続きを見るようにひたすらテイオーの仔を買い続けたものだった。

 なかなか出世馬が出ず夢は高くついたとはいえ、02年のマイルCSでついにテイオーの仔、トウカイポイントがG1を奪取し、すべてが吹っ飛んだ。好きだった馬の2世がG1を取り、親が再び脚光を浴びる。馬連1万5,530円をウン万円とったこともあるが、そんなドラマを体現したあのときほど競馬をやっていて良かったと思ったことはないかもしれない(トウカイポイントは残念ながらセン馬で2世は生まれないが…)。

 親から仔へ、さらにその仔がまた新たな仔をターフに送り出す。夢はいつまでも続いていく。そんな競馬のロマンを思い出させてくれる1日だった。

松末 守司(まつすえ しゅうじ)

 東京都出身。06年北海道本社入社。主に夏は中央競馬、冬は一般スポーツを担当。前職の東京での夕刊紙記者時代は、中央競馬を6年間担当し10週連続で万馬券的中を記録した。1973年7月生まれ。

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