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北海道発・記者ブログ

2007年7月11日札幌ドームの「出待ちファン」

 プロ野球の楽しみ方の1つに、選手との交流がある。多くの球場で、練習を終えた選手がフェンス越しにファンにサインや握手などする光景をよく目にする。パ・リーグで言えば、楽天の「フルキャストスタジアム宮城」やオリックスの「スカイマークスタジアム」のようにエキサイティングシートが設けられている球場では特にファンとの距離が近く、選手も楽しそうにしている。

 ところが日本ハムの本拠地「札幌ドーム」はフェンスがものすご~く高い。上段の席から観戦しているお客さんが「野球じゃなく、野球盤を見ているようだ」と言っていた。当然、選手との距離も遠く、サインや握手をしてもらうなんてことはほぼ不可能。そのためだろうか、日本ハムの成績が良くなるにつれ、選手を少しでも近くで見ようとする「出待ちファン」が増えている気がする。

 札幌ドームは選手などが出入りをする車両ゲートは1カ所のみ。私たち報道陣も同じ場所を使う。試合終了後、そのゲートから幹線道路に向かうまでの約200メートルの舗道上にこの「出待ちファン」が殺到する。ここならタクシーや自家用車で通う選手を窓越しではあるが1メートル先に見ることができる。

 ここで、あまり気分の良くないことが起きる。「出待ちファン」は、全員が目の前を通る車両すべてをのぞき込む。選手じゃないのにのぞかれる側としては、たまったもんじゃない。外から「あ、誰か来た。な~んだ、知らないおじさんだ」「なんだよ、期待させやがって」「チェッ。紛らわしいんだよ」。などなど聞こえてくる。なんとも肩身が狭い。

 最近、腹が立ってきたので、マスクにサングラスで変装し、誰だか分からないようにして窓の外に手を振ってやろうと計画中。でも自分でやるのは嫌なので後輩にやらせてみよう。

黒川 智章(くろかわ ともあき)

 北海道砂川市出身。97年に北海道本社に写真担当記者として入社。現在、プロ野球日本ハムを主に担当し全国を駆け回っている。最近、ソフトダーツに凝っているが、最後の1本がBULLに入らず心の弱さを露呈している。1970年2月生まれ。

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