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北海道発・記者ブログ

2007年6月15日謎だらけの「ガンダムバー」

 その日は日本ハムのビジター取材で愛媛・松山にいた。仕事を終え、晩飯でも食おうかと繁華街に繰り出した。フラフラ歩いていると、おおよそその場に似つかわしくない違和感たっぷりの看板を発見。その看板にはバーのカウンターに1人で座る「ヤツ」が描かれていた。シャー・アズナブル。赤い彗星だ。

 70年台後半に大ブレイクしたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターで私も大好きな人物? だ。どんな店なのか、当然店内に進入。いわゆるショットバーになっているのだが、ほかとちがうのが装飾品がすべてガンダムグッズというところ。中でも35万円するという人間とほぼ同サイズのガンダムには圧倒される。そして出迎えてくれたアフロヘアーの店員さんが差し出す名刺の名は「アフロ・レイ」。いかします!

 店内の客も、私とほぼ同世代のおじさんがほとんどだが、驚いたことに絶対にガンダムなんて知らないであろう20歳台前半の女性客もいる。そこで聞いてみた「ガンダムって知ってるの?」。「え~、ぜんぜん分かんな~い」。う~ん、何しに来てるんだろう。謎である。

 そしてもうひとつ特徴的なのが、ほとんど会話がないということ。店内にある大型スクリーンにはガンダムの各シリーズが上映されている。それに客も店員もくぎ付け。私がいた約2時間、会話は「ビールおかわり」だけだったと思う。「スポーツバー」ならぬ「ガンダムバー」。これも日本の文化である。

黒川 智章(くろかわ ともあき)

 北海道砂川市出身。97年に北海道本社に写真担当記者として入社。現在、プロ野球日本ハムを主に担当し全国を駆け回っている。最近、ソフトダーツに凝っているが、最後の1本がBULLに入らず心の弱さを露呈している。1970年2月生まれ。

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