2007年1月27日時代と体重の「相対性理論」?
日刊スポーツに入ったのが90年。あれから17年がたった。当時から取材でよく出張した。日本ハムが北海道に移転してから更に多くなった。1年の3分の1は出張している。2月から、また(4年連続)日本ハム春季キャンプ取材のため沖縄で1カ月間を過ごす。でも、昔に比べると本当に出張も楽になった。
出張において「黒川史上最悪」だったのが90―95年ぐらいまでだったと思う。カメラマンはとにかく荷物が多い。当時はデジタルカメラなぞ存在していないから1週間ぐらいの取材だと膨大な量のフィルムを持っていく。重量約3キロ。一般の方にはなじみが薄いと思うが、撮った写真を会社に送信する「写真電送機」なるものがあった。これが約14キロ。そしてカメラ・レンズなどが入ったバッグが約15キロ。自分の着替えなどで約6キロ。合計38キロ。この重量を背負って毎日移動していた。真夏の本州取材では汗だくになり地獄のような日々を過ごした。そのせいか、身長173センチ、体重57キロ、ウエスト68センチをキープ。そのころ「ロン毛」が流行していて、肩まで髪を伸ばして後ろで結んでいた。夜道で後ろから男に「ナンパ」されたこともあった。ほとんどぜい肉がないスレンダーボディーだった。
98年以降、デジタルカメラになりフィルムがなくなった。「写真電送機」がパソコンに代わった。出張のときの合計重量は約24キロに減った。体にかかる負担が減った。その反面、体重が増えた。機材が軽くなったことだけが原因ではないと思うが、現在の体重約70キロ。昔は、機材と体重を足した総重量で95キロ。今は94キロ。足腰にかかる負担は変わっていない…。体重&体脂肪において「黒川史上最悪」となっている。
文明、文化の発展で、世の中はどんどん便利になっていく。でも、人間が変わらないと昔も今も結局同じということか。それを自分の体重で思い知ることになるとは…。