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北海道発・記者ブログ

2007年10月30日コンサドーレ札幌がJ1に定着するには…

 プロ野球日本シリーズの陰には隠れているが、サッカーJ2も終盤戦に入り、昇格争いが盛り上がりを見せている。首位に立つコンサドーレ札幌は27日のアウエー愛媛戦でプロ2年目のMF西がロスタイムにゴールを決め、劇的勝利を収めた。3位仙台とは勝ち点差8、4位京都とは勝ち点差9。この両チームとは消化試合は1試合少ないが、残り試合数(3試合)や仙台が2位東京Vとの直接対決を残していることなどから考えると、J1昇格へカウントダウンに入ったと言っていいだろう。

 ということで、少々早いが、札幌のJ1での戦いを占ってみたい。まず参考になるのが横浜FCだ。昨季、堅い守りからのカウンターを徹底し、J2優勝を果たした。しかし、今季は補強の失敗、得点力不足、不可解な監督交代など、様々な要因が重なり、最速でJ2に降格した。

 現時点で横浜FCと札幌は似ている点が多い。共通項は守備から入るという戦術、前線にスーパーな外国人がいないなど…。つまり、何が言いたいかというと、来季札幌がJ1に残留するには、現状のままだと厳しいということだ。

 では、どうしたらいいのか。すぐにできるのは補強しかない。各ポジションまんべんなく、新たに選手を獲得しなければならないだろうが、来季はさらに守備に割く時間が増えることが予想されるだけに、どんな状況でも得点できる決定力の高いFWはぜひとも獲得したい。だが、そんな虫のいい話はないので、タイプとしては、スピードのある選手がいいのでは。

 今季は背が高く、フィジカルの強い選手を前線に置き、ロングボールを多用するパワーサッカーを展開してきた。ポストプレーからこぼれ球を拾い、そこから2次攻撃につなげていく、確率のサッカーだった。しかし、J1には上背もあり、ヘディングの強いDFはゴロゴロいる。今季、結果を残してきたパワーサッカーは継続しつつ、DFラインの裏を突く、新たなオプションが必要。そのためにはやっぱりスピードタイプを前線に置いたほうがいいと思う。

 それにプラスして、山瀬、今野らが移籍していった過去の反省を生かし、軸となる日本人を育てることも忘れてはいけない。あがったり下がったりのエレベーターチームから脱却するにはやっぱり、生え抜きの選手を育てることも長期的には重要になってくる。

小林 明央(こばやし あきお)

 北海道旭川市出身。92年北海道本社入社。主にサッカー、冬季スポーツを担当。五輪は02年ソルトレークシティーと06年トリノを現地で取材。2大会連続で五輪に行きながら、1度も日本人のメダル獲得を見ていない、日刊スポーツでも唯一の記者。1969年2月生まれ。

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