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北海道発・記者ブログ

2007年8月26日普通で終わらない駒苫

 今年も高校野球の夏が終わった。返す返すも残念だったのは、駒大苫小牧の1回戦負けだ。駒大苫小牧は3年連続で決勝進出しているのだから、この3年間、22日間ある大会期間をフル参戦していたことになる。勝ち上がるたびに、紙面で扱う量も増えていく。そうなると当然仕事量も増えていくわけだ。現場も社内も最後のほうはヘロヘロになりながら仕事していた。

 それが3年間続いていたので、今年もそりゃあ身構えてましたよ。22日間だと思って。地方大会でも大阪桐蔭は負け、早実は負け、横浜が負けと有名校が続々と敗退。下馬評でも優勝候補の筆頭だった。ところが今年は大会4日目でジ・エンド。長~い夏に体もなれていただけに、拍子抜けというか、どうもしっくりこない日々が続いている。

 ○○だったら、○○していればなど勝負に「たら、れば」は禁句だが、1回戦の相手が広陵じゃなかったら、8回裏にエラーしていなければとついつい思ってしまう。でも、広陵は準優勝。しかも、決勝はほとんど勝負には勝っていた。ということは、逆説的に駒大苫小牧は強かったということにならないだろか。駒大苫小牧と広陵の1回戦が事実上の決勝戦だったんだな、と負け惜しみ半分で自分を納得させている。

 しかし、普通で終わらないところは、いつもの駒大苫小牧だった。香田監督の退任だ。なぜこの時期にと解せないところは多々あるが、本人が辞めたいって言うんだからしょうがない。この3年間、グラウンド外でもいろいろなことがありすぎて、心身ともに疲れ果てたのでしょう。

 香田監督は佐賀県出身の九州人。単身北海道に来て、そりゃあ大変だったはず。勝ったら勝ったで、ねたみ、やっかみもあったでしょう。この3年間、楽しませてもらったし、北海道の高校野球もずっと香田監督におんぶにだっこだったのだから、解放させてあげないと。もう十分すぎるぐらい北海道に貢献してくれたのだから。

 駒大苫小牧が早々に負けてしまった分、今年は他の高校の試合を何の肩入れもなく落ち着いて見られたのが唯一の救い。決勝もテレビで見ていたが、広陵・野村投手のあの球はやっぱりストライクだと思うなあ。

小林 明央(こばやし あきお)

 北海道旭川市出身。92年北海道本社入社。主にサッカー、冬季スポーツを担当。五輪は02年ソルトレークシティーと06年トリノを現地で取材。2大会連続で五輪に行きながら、1度も日本人のメダル獲得を見ていない、日刊スポーツでも唯一の記者。1969年2月生まれ。

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