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北海道発・記者ブログ

2007年4月10日海外もいいけど、もっと身近なスポーツにも目を向けて

 レッドソックス松坂が初登板、初勝利に列島が熱狂した。その日はテレビをつければ、ニュースはもちろんワイドショーも松坂のオンパレード。日刊スポーツ新聞も号外を発行し、翌日も多くのページ数を割いて、松坂を報道した。

 高校野球のヒーロー。プロ入り後も活躍を続け、昨年はWBCでも優勝の原動力となった。国民的英雄といってもいい人物の初登板だから、大騒ぎしてもおかしくない。しかし、このフィーバーには、島国に住む日本人の気質が関係しているような気がしてならない。

 日本人は世界の中で活躍する人が大好きなようだ。大リーグでもサッカーでも、そのチームの勝敗ではなく、日本人が好投したのか、何打数何安打だったのか、ゴールしたのかしないのかを報道する。そういえば、最近のテレビは世界○○が多い。○○は水泳、フィギュア、バレーボール…。安藤美姫が優勝した世界フィギュアの最高瞬間視聴率は50%を超えた。五輪ともなれば朝から晩までテレビにかじり付きだ。

 翻って国内に目を移すと、特に今年はいまひとつ、盛り上がりに欠けている。プロ野球は西武の裏金問題に水を差され、暗いニュース続きだ。サッカーは昨年のドイツW杯が終わった途端、日本代表の試合でも競技場は満員にならない。

 どうも最近は国内スポーツを評価しない風潮があるようだが、日本でも魅力的で面白い戦いは繰り広げられている。昨年、日本一で道民を熱狂の渦に巻き込んだ日本ハムは小笠原、新庄がいなくなっても、豪快な打撃が魅力のルーキー金子洋平らニューヒーローが出現している。ダルビッシュも7日のソフトバンク戦で90年野茂以来となる2試合連続の14奪三振を記録。今や球界のエースだ。近年は低迷しているコンサドーレ札幌だって今年はひと味違う。三浦新監督の下、J2優勝争いを演じている。

 ぜひとも球場に1度は足を運んで欲しい。テレビで見るのとは違う魅力がそこに詰まっていることを気付くはずだ。

小林 明央(こばやし あきお)

 北海道旭川市出身。92年北海道本社入社。主にサッカー、冬季スポーツを担当。五輪は02年ソルトレークシティーと06年トリノを現地で取材。2大会連続で五輪に行きながら、1度も日本人のメダル獲得を見ていない、日刊スポーツでも唯一の記者。1969年2月生まれ。

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