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北海道発・記者ブログ

2007年12月16日馬場さんの「歌」を聴いて…

 大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦に馬場俊英さん(40)が出演します。私が馬場さんを知ったのは、コブクロが4枚目のアルバム「MUSIC MAN SHIP」で「ボーイズ・オン・ザ・ラン」をカバーしていたからでした。「詩」のような詞の世界観が好きで馬場さんのCDを探したのですが、なかなか見つからずに手にしたのは今年6月でした。

 それからは馬場さんの音楽に励まされてきました。40歳の馬場さんが描く時代背景は、26歳の私には分からない部分もあります(「人生という名の列車」参照)。それでも無理に何かを押しつけようとはせず、そっと背中を押してくれるような詞は聴けば聴くほど深く心に響きました。馬場さんの歌声が国民的行事ともいえる紅白で聴けるのは、うれしい限りです。

 馬場さんは28歳だった96年にメジャーデビューしました。しかしレコード会社との契約は4年で終了。それでも音楽から離れることはできず、自主レーベルを設立し、CDを自主制作し、発送まですべて自分の手で行ったそうです。徐々にその音楽は広がっていき、05年にメジャーで再デビューしました。世の中の不条理も十分味わっただろう経験が、きっと深い詞を書かせるのでしょう。

 最近、レコード会社との契約を終了した思い入れの深いシンガー・ソングライターがいます。田野崎文さん(24)です。06年1~3月まで日刊スポーツ北海道面で連載でコラムを書いていたので、知ってる人もいるかもしれません。札幌市生まれで石狩市育ち。東京の音楽専門学校を卒業後に都内のライブハウスを中心にライブ活動を開始し、04年にインディーズ盤ミニアルバム「自分」を発売。05年10月にメジャーデビューしました。

 メジャーでは、わずか2年の活動でした。現在は自分でライブなどをセッティングし、活動しているそうです。その話を先日、当時の所属事務所の方から聞きました。連載を担当し、何度も取材させてもらっていた私は少なからずショックを受けました。それでも今も頑張っていると聞き、うれしく思いました。

 田野崎さんも、きっとこの経験を通して誰にも歌えない自分の曲を歌うのでしょう。その歌には誰かの心を動かす「深み」があるはず。今度ライブをふらりと覗きに行ってみようか。そんなことを馬場さんの歌を聴きながら思いました。

北尾 洋徳(きたお ひろのり)

 北海道札幌市出身。07年4月北海道本社入社。高校野球、一般スポーツ担当などを担当。好物は甘いもので、酒と漬物がとても苦手。趣味はカフェ巡りと音楽鑑賞。シンガー・ソングライター馬場俊英の「スタートライン」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」がお気に入り。1981年8月生まれ。

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