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北海道発・記者ブログ

2007年9月29日チーム全員がプロに

 久しぶりに聖書(バイブル)を読み直しました。タイトルは「SLAM DUNK(スラムダンク)」。90~96年に集英社「週刊少年ジャンプ」に連載された、高校バスケットボールを題材にした少年漫画です。連載時期は記者の小、中学生時代。毎日のように読み返し、近所の児童会館体育館(児童を卒業し、生徒になってからも)に通っていました。

 パス、ドリブル、レイアップシュート、リバウンド、ゴール下…。湘北高の安西先生の指導のもと、主人公・桜木花道と一緒に覚えていきました。悩んだ時、落ち込んだ時は数々の名言に支えられました。登場人物に自分を重ね合わせたりもしてました。そんな大切な31冊も、仕事を始めてからここ4年は読み返すこともなくなってました。

 なぜ読み返したか。それは日本バスケットボールリーグ(JBL)に参戦するレラカムイ北海道を取材するようになったからです。趣味でプレーし、バスケットボールに興味はあっても、そこはド素人。初公式戦となった9月22日のJBLチャレンジカップ・トヨタ自動車戦の前日に急に不安を覚え、本棚から引っ張り出したのです。

 最終31巻の後書きで作者の井上雄彦氏は、バスケットボール人口に対して、マスコミの扱いが小さいことを憂いています。76年モントリオール大会を最後に五輪出場から遠ざかり、国際大会での実績がない状況では仕方ないことでしょう。それでも北海道初のプロバスケットボールチームとして誕生したレラカムイ北海道には今、注目が集まっています。JBL広報部の千秋貴弘マネージャーは、試合前々日20日~当日の新聞を見て「こんなに盛り上がっているの」とびっくりしていました。

 試合会場には予想を約1500人も上回る4018人が集まりました。レラカムイ北海道が追い上げた第4Qには会場が一体となり「オフェンス、オフェンス」「ディフェンス、ディフェンス」の大コール。バスケットボールを初めて“生”で見た私も「これは面白い。ブレークするのでは」と思いました。

 今後、この勢いを維持するためにはチーム全員がプロになることが必要でしょう。選手だけでなく、スタッフもすべてです。運営するファンタジア・エンタテインメントの水沢佳寿子社長は「慣れていないこともあり(動きが)後手後手になっている部分が多い」と話す。10月20日のホーム開幕戦へ向けて、立ち止まっている暇はありません。

 チームのことばかり言ってはいられません。私自身、まだまだ勉強不足です。「マスコミの扱いが大きくなったはいいが、この内容はとても読めたものではない」と言われないよう、気を引き締めて勉強しようと思います。

北尾 洋徳(きたお ひろのり)

 北海道札幌市出身。07年4月北海道本社入社。高校野球、一般スポーツ担当などを担当。好物は甘いもので、酒と漬物がとても苦手。趣味はカフェ巡りと音楽鑑賞。シンガー・ソングライター馬場俊英の「スタートライン」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」がお気に入り。1981年8月生まれ。

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