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北海道発・記者ブログ

2008年1月 9日あ~日本人

 先日、雅楽演奏家、東儀秀樹さんの新春コンサートに出掛けました。日本ならではの古典的な音楽が、一流の音楽家の手によって奏でられる。その荘厳さといったら言葉にできません。素晴らしい。ロッテガムのCMで流れていたこともあり、きっと聴いたことがあると思います。心に染み渡り、「おれって日本人だね」とあらためて思いました。

 コンサートの前半は雅楽をBGMに、伝統的な演舞が披露されました。どんな舞台か説明すると、出演者が飛鳥、奈良、平安時代の装飾で踊ったり、楽器を弾いたりするのです。正月ならではの内容に仕上がっていました。

 東儀さんは途中のMCで、「伎楽」を交えることに取り組んだことを明かしました。伎楽とは、日本伝統演劇の1つで、無言でこっけいな雰囲気を醸し出す仮面劇のことだそうです。飛鳥、奈良時代が最盛期で、次第に衰えていったようです。

 その演出が表れていたのが、演舞です。突然、観客席の入り口が開き、まばゆい光とともに出演者が出現。猿や鬼の面を被り、獅子舞が行進し始めました。観客ににじり寄ったり、顔をすり寄せたり。何とも面白い。中には手を出した観客とハイタッチするひょっとこ風な生き物まで現れました。

 東儀さんの目的は何だったのでしょうか?

 衰退した日本の伝統芸能を復活させたい思いがあったのか。でも、それ以上に、日本人に、日本の中には素晴らしいものがたくさんあることを、あらためて思い出してほしい。そう切に願っているはずと、勝手に考えました。

 今、日本が世界に誇れるアニメ文化があります。

 「チョンマゲ」「フジヤマ」「ハラキリ」「スシ」「テンプラ」。これまでの「JAPAN」イメージを超越し、一風変わった文化を世界に浸透させたことは、千金に値すると思います。

 でも、古い日本的の良さがもっとアピールできるといいんですけどと、個人的には思っています。今を時めく早乙女太一君を見習おうかな。

 コンサートの帰り際に、東儀さんからお土産をもらいました(といっても直接もらったわけではありませんが)。「銭洗弁天」でしっかり洗浄した5円玉。いい記念になりました。

井上 学(いのうえ がく)

 東京都中野区出身。94年北海道本社入社。販売部、編集部、広告部と異動し、06年1月編集部に復帰。これまでコンサドーレ札幌や高校野球などを担当。ハワイをこよなく愛す。1970年4月生まれ。

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