2007年10月23日不幸の手紙
1カ月半ほど前、嫌な内容の手紙が届いた。大学時代に所属していたスキーサークルの、現幹事たちからのものだった。
内容は、9月下旬に開催が予定されていた創部35周年記念パーティー中止の知らせ。理由は、夏合宿で発生した事件の引責だった。
どのような事件か簡単に説明する。
酒を飲み酔ったある部員が、他大学の部屋に入り込み、そのまま眠り込んでしまった。その部屋には女性1人だけだったということもあり、警察ざたになった。
世間を震撼させた、数々の大学生による事件を覚えているだろうか。
日体大スケート部アイスホッケー部員5人によるOL集団暴行(97年5月)、帝京大ラグビー部員らによるOL集団暴行(同年11月)、イベントサークル「スーパーフリー」早大代表ら14人による女性強姦(03年6月)、国士大サッカー部員15人による高校1年少女に対する集団わいせつ行為(04年6月)…。
後輩は、女性に危害を加えることは一切なかった。だが、恐怖に陥れたという事実に変わりはない。テレビドラマ「踊る大捜査線」での言葉を引用すれば、「事件に大きいも小さいもない」のだ。
他人の部屋に非常識な形で上がり込んだ後輩を、責める気はない。サークル全体の体質がそうさせてしまったことに、根本的な問題があると考える。
学生時代、とにかくスキーに打ち込んだ。年間100日程度滑り込み、技術向上に努めた。その生活を全否定されたような気分になるし、凶悪犯罪を起こした他大学のOBも同じ気持ちになったであろう。
このほど2通目の手紙が届いた。幸運なことに、刑事処分はなかった。学内処分で、公共施設での奉仕活動従事などが決まったようだ。
現幹事たちは来年、36周年記念パーティー開催を検討しているという。立ち直り、き然とした学生となった姿を、見せてほしい。たった1年しかないが、期待している。