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北海道発・記者ブログ

2006年12月24日熱中できることがあるって素晴らしい

 来年は「団塊の世代」の一斉退職がクローズアップされています。退職後は再就職する人もいれば、のんびりと余生を過ごしていく人もいるでしょう。自分が定年退職を迎えたらどうするか?「できれば趣味や好きなスポーツに没頭できる生活がしたいなぁ」なんて。まだまだ先の話しですけどね。

 最近、学生時代に熱中していたスポーツを再び本格的にやろうと決めました。サーフィンです。以前は暇さえあれば千葉・外房や静岡・伊豆、神奈川・湘南に車を飛ばしたもの。長期休暇に入れば、高知や宮崎まで足を延ばしたこともありました。北海道内であれば日高地方の浜厚真が有名なポイントですね。

 先日休暇を利用してハワイに行きました。目的はもちろんサーフィン。1年ぶりの波乗りでした。ホテルにチェックインすると早速、目の前のワイキキビーチに飛び出しました。レンタルボードを借りて海に飛び込み、波をかきわけ、目指すは波立つ沖です。

 ポイントに到着するといきなり大きな波が。こんがり日に焼けた地元サーファーが次々と乗っていきます。久しぶりの自分はなかなかペースがつかめません。何本か挑むうちに感覚が少しずつよみがえってきました。波をとらえ、ボードに立ち、バランスを保ちながら海の上を滑走していく。今思い出しても、笑みがこぼれます。

 サーフィンの醍醐味(だいごみ)は波に乗ることだけではありません。ボードの上にまたがり、波を待っている間も至福の時です。肌に突き刺さるような感覚を覚える日差し、潮風、どこまでも続く青い空と水平線。漂っているだけでいやされます。1年半前、同じワイキキで波待ちをしていたときは、ボードのわきを優雅に泳いでいく海亀に遭遇しました。あの瞬間は忘れられないですね。

 今回はあこがれだった世界的なサーフスポット「ノースショア」にも初めて足を踏み入れました。世界の一流サーファーの技術を目に焼き付けて帰国。サーフィンの楽しさを再認識する旅となったのです。

 熱中できることがあるって素晴らしいですよね。凝り固まった日常生活に潤いを与えてくれ、沈みがちな心も晴れやかになる気がします。

 「景気は確実に上向き」なんていうけれど、庶民には回復の実感はありません。思い通りにならないことだらけです。そんなご時世だからこそ、自らのバランスを取るために、私生活ぐらいは充実させるべきだと思うんです。

 夫婦旅行や友人とのおしゃべりなど方法はいろいろあります。昔興じていた趣味やスポーツを、改めて掘り起こすのもいいのではないでしょうか。

 ただいま小遣いをためています。サーフボードやウエットスーツを買うためです。「どんなデザインにしようか?」。雑誌のページをめくる手の動きも軽やかです。将来は「オヤジサーファー」の仲間入りですかね。

井上 学(いのうえ がく)

 東京都中野区出身。94年北海道本社入社。販売部、編集部、広告部と異動し、06年1月編集部に復帰。これまでコンサドーレ札幌や高校野球などを担当。ハワイをこよなく愛す。1970年4月生まれ。

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