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北海道発・記者ブログ

2007年1月16日あなたはお酒を飲みますか?

 昨今の飲酒運転事故に関して思うのは、どうして「オレだけは大丈夫」という変な自信を持てるのかということである。私は絶対に持てない。どころか、飲酒運転をしてハンドル操作がままならない恐怖を、夢で何度も味わっている。車はものすごい蛇行をしているのに、自分の意思でそれを制御できない怖さ。同じような夢を、過去10度は見ただろうか。

 実際に酒を飲んで運転した経験があるわけではない。それなのになぜトラウマのように、飲酒運転への恐怖が残っているのだろうか。

 思い当たるのは25年以上前のインベーダー・ブームのころのことだ。いわゆる「授業料」を何万円も払い、ようやく100円玉1個あれば何時間でも遊んでいられる腕前になったころ。ビールをジョッキで2~3杯飲んでから機械に向かったことがあった。酒は弱い方ではなかったし、年齢もまだ20代前半。それぐらいで腕前が鈍るとは全く考えていなかった。

 が、結果は見事なまでに簡単に死んだ。「たかがビールの2~3杯ぐらい」で次から次に撃沈した。何度やっても同じだった。自分では意識していないが、それだけ集中力が落ちているということなのだ。

 その当時は運転免許を持っていなかったから、飲酒運転の怖さにすぐ結び付けて考えることはなかったが、アルコールがどれだけ堅固な心の守備を脆弱(ぜいじゃく)にするかは、肌で感じ取ることができた。

 たまった1日のストレスを解消するのに、あるいは警戒する人の心を和らげるのに、アルコールの存在価値は大きい。と同時に解かせてはならない警戒まで解かせてしまう「魔の水」であることも決して忘れてはならない。

本郷 昌幸(ほんごう まさゆき)

 北海道苫小牧市出身。76年北海道本社入社。東京支社編集整理、北海道本社取材記者をはじめ、販売部、営業部(現広告部)も経験。編集部では一般スポーツ中心にレジャー、事件・事故など社会ものまで幅広く取材。北大時代は将棋部に所属、北海道学生名人になったこともある。現在は酒とラーメンが趣味。1953年2月生まれ。

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