2007年12月22日格差社会 プロスポーツにも
プロ野球の日本ハム、サッカーのコンサドーレ札幌と、シーズンを終えました。今は契約更改の話題が紙面を占めています。
パ・リーグを連覇した日本ハムは、武田勝が倍増以上、武田久、森本が大台の1億円を突破、ダルビッシュに至ってはプロ4年目最高額となる1億5000万円以上間違いなしと、景気のいい数字が踊っています。
その一方で、J2を制したコンサドーレは、U-20W杯にも出場し今季ブレークした藤田が320万円増となる800万円の提示を保留。シーズン終盤に台頭してきたルーキー岡本が20万円増の320万円でサインと、金額だけを見れば野球とサッカーの「格差」は顕著です。
片や高校卒業間もない若手たちであったり、そもそも年間の試合数がまったく異なるのですから、比較するのがナンセンスではあるのですが…僕はなぜか腑(ふ)に落ちないんです。
同じプロとして、同じ札幌ドームを熱狂させたその瞬間に、価値の優越はないはず。なのにこの格差…。「一獲千金」狙いもプロのモチベーションとしてアリと考える僕は、サッカー選手を目指す子どもたちが経済的にも夢を持つことのできる環境も必要だと思うんです。なに不自由なく育ち、それゆえに人生の目標を見つけづらいことも多い、こんなご時世だからこそ。
三浦監督も危ぐしているようですが、コンサドーレの経営陣には、まずはしっかりとしたクラブ経営の具体的なビジョンを持ち続けて欲しい。そして「財産」である選手の処遇を、徐々にでもいいから魅力あるものにできるような営業努力をし続けて欲しい。いまだ「行政と優良サポーターに頼りっぱなし」的な印象がぬぐえませんが、普通の企業であれば、あり得ない状況なのですから。
例えばこんな展開はどうでしょう。コンサドーレと日本ハム、そこにレラカムイも含めた3社で協力して、ふだん街で着ていても恥ずかしくないような、ファッション性重視のスポーツウエアブランドを立ち上げてみる。それを着たダルビッシュや藤田、桜井あたりがファッション誌の表紙を飾ったり、ファッションビルの壁面を広告で埋め尽くす…そんな街並みも、ちょっと面白そうです。