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北海道発・記者ブログ

2007年9月 9日北京パワー

 北京五輪開幕まで、9月9日現在であと334日。8月18日付~26日付の本紙社会面でも「大丈夫?五輪1年前 北京の街」と題し、文化社会部の名物記者・広部玄さんの原稿が9回連載されました。偽ブランド品街、公衆トイレ、裏風俗やらイケメンホスト、人工消雨…「五輪開催は本当に大丈夫なの?」と思いますよね。

 「大丈夫じゃなくても、きっと大丈夫にしてしまう」。それが僕の予想です。昨年10月、システムの仕事でその北京を訪れました。同市に本社がある企業との、あるプロジェクトのキックオフミーティングのためでした。同時に、五輪へ向けての同市の通信状況確認も兼ねていました。

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 中国に関して、高校時代の社会科で知識が止まっていた僕にとっては、驚きの連続でした。まず、空港から市街に向かう道で最初に目に留まった巨大な建物は、青&黄色の「IKEA」。市内で一番目に付く看板はケンタッキーとマクドナルド、それに吉牛。市街地はネオンだらけ。道路は車だらけで大渋滞。故宮の前を行き交う自転車なんて少数派。みんな携帯電話は当たり前。北京料理も四川に負けず激辛だし、ニセモノ天国・秀水街では「SONY」って刻印されたiPodが売ってるし…。最後の2つはあまり関係ないですが「中国っていつから資本主義国家になったの?」と思うほど、全然日本と変わらない。思った以上の都会ぶりなわけです。

 そんな中でも一番驚いたのは、道行く女性がみんな日本でいう今どきな髪形、ファッションに身を包み、おしゃれだったこと。個人的見解として、日本は十数年前くらいにキレイじゃない女性が絶滅したと思っているのですが(化粧技術、美容技術、写真技術の向上含む)、日本人女性と同様のファッション感覚なのです。そこには日中の差はありませんでした。それに引き替え…男性は今どきな人と、そうでない人の差が激しい印象です。若者世代には、今どきファッションに身を包んだ男性もいるのですが…「ちょいワルオヤジ」はほとんどいませんでした(日本でも多くはないか…)。

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 でも、です。街行く人の声はデカいし、みんななぜだかせわしない。小学生のときに大好きだったジャッキー・チェンの映画の雰囲気のままです。車が車線変更するときは無理やり割り込みが当たり前、クラクションを鳴らしながら走らなきゃいけないルールでもあるのかと思うほど鳴らしまくり。騒々しい街でした。ただそれがまた、言葉では表現しづらいのですが、街の発するパワーというか喧騒(けんそう)感となって、とてつもない力強さに感じたんです。

 車で車線変更するときの強引さで、店員にケンカを売ってるのかと思うような大声でオーダーする勢いで、モノを売るために店の前を歩く客を引きずり込むくらいの力強さで、北京は五輪を成功させる…そう信じています。

(写真上:北京市内の「吉野家」にて。壁の中国語に注目(撮影・古旗顕二郎))
(写真下:北京大学の裏門前では、夕方になり屋台が出現(撮影・古旗顕二郎))

古旗 顕二郎(ふるはた けんじろう)

 北海道函館市出身。97年入社。編集部東京駐在でレイアウトを担当。事業部でイベント運営、営業部(現広告部)で広告営業ののち、03年1月の現部署新設とともに東京勤務。05年11月から10カ月の東京本社システム局派遣を経て復帰。社内一の仕事好き、と周りからは言われるが、本人にその気はない。1973年7月生まれ。

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