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北海道発・記者ブログ

2007年7月16日無言の会話って…

 先日読んだ雑誌の記事で「メール人格」なる単語を目にしました。電子メールでの印象は非常に冷たいと思っていた人が、実際に会ってみるととても穏やかなイメージで、そのギャップに戸惑ってしまった…、電子メール上では現実の世界とは別の人格を持ち合わせる人が増えている、といった内容でした。ビジネスの世界でもメールでのやりとりが当たり前になり、顔を合わせることなく仕事ができてしまう現代ならではの現象でしょう。

 我が社でもメールはもちろん、情報共有化のためのシステムが導入されていて先日バージョンアップされました。本社のある札幌から離れた場所で、しかも他部署と時差のある仕事をしていますから便利なことが多いのですが、不安なことが…。

 メールなどの利点は、1度に多数の人に一字一句同じ情報を伝えられること、文字が残ること、受け手の都合が良いときに見られることなどだと思っています。反対にデメリットが、その微妙なニュアンスが伝わらない、といったことでしょう。

 友達に冗談で「バカ」と言うときでも、顔を合わせて声で発するのと違い、無機質なメールの文字ではその微妙なニュアンス=冗談であることが伝わらないことがある、と小学生に配布されるネットの使い方ガイドブックにも記載されていました。

 そしてもう1つ、最大のデメリットが。前述の「メール人格」の話のように、顔を見合わせて話をしなくても済むと思い込んでしまうこと、逆に会話を避けるようになってしまうこと。それが僕の不安です。便利になる一方で、やはり顔を合わせて会話することはなくてはならないこと。それがたとえ多少の面倒、非効率であっても、ときに衝突を起こすとしても。

 それを避けるため、机が向かい合わせの2人でもパソコン画面を通じて無言で会話をする…いつかそんな日がきてしまったら、寂しいなぁ、どころかコワっ。

古旗 顕二郎(ふるはた けんじろう)

 北海道函館市出身。97年入社。編集部東京駐在でレイアウトを担当。事業部でイベント運営、営業部(現広告部)で広告営業ののち、03年1月の現部署新設とともに東京勤務。05年11月から10カ月の東京本社システム局派遣を経て復帰。社内一の仕事好き、と周りからは言われるが、本人にその気はない。1973年7月生まれ。

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