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北海道発・記者ブログ

2007年5月10日やっぱり道産子だ

 ゴールデンウイーク中の休日に、人生初の経験をしました。東京に来て5年目で、転任以来の念願だった歌舞伎座の敷居をまたいだのです。

 転任当初1カ月は劇場の斜め向かいのホテルに”住んで”いました。三十路(みそじ)目前での初の東京移住。右も左も分からないなか、銀座周辺へ探検に繰り出した直後に、目に飛び込んできた伝統様式に驚きつつ「あぁ東京に来たんだなぁ」と思ったものです。

 芸術と言われるものにはまるでセンスのかけらもない僕ですが、なぜか昔から歌舞伎だけは興味津々でした。開演前には弁当を予約し、素人を自覚して解説イヤホンもレンタルして準備万端。いざ、観賞と相成ったわけです。演目(女暫=十八番・暫の女形バージョン、神明恵和合取組=め組と力士のけんか話、など)の面白さや子役のかわいらしいせりふ回しもあって、楽しい時間でした。何より解説イヤホンのおかげですけどね。

 それ以上に楽しかったのは、外国人客の舞台への真剣かつ好奇心いっぱいのなまなざしと、対照的に「成田屋っ!」「大和屋っ!」と威勢よく声を掛ける常連さん、和服でおしゃれをして訪れている年配の女性など…いろんな客層に出会ったこと(残念ながら、出演していた海老さまの、今うわさの女性らしき人は見かけませんでした)。これぞ伝統文化、やっぱり江戸っ子は粋だねぇ(外国人もいたけど)。

 振り返って自分は…これまでなかなか伝統芸能に触れる機会がなかったとはいえ、辺りをキョロキョロと落ち着かない様子の、浮いた客だったはず。やっぱり江戸っ子たぁ違うねぇ…寂しいなぁ。

 でも、めげません。次の道産子探検記@大江戸のターゲットは、大相撲。もちろん、国技館で。

古旗 顕二郎(ふるはた けんじろう)

 北海道函館市出身。97年入社。編集部東京駐在でレイアウトを担当。事業部でイベント運営、営業部(現広告部)で広告営業ののち、03年1月の現部署新設とともに東京勤務。05年11月から10カ月の東京本社システム局派遣を経て復帰。社内一の仕事好き、と周りからは言われるが、本人にその気はない。1973年7月生まれ。

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